寝不足だと甘いものを食べたくなる – マウス実験で仕組みを解明 筑波大学

Topics 2016年12月11日(日)

寝不足だと甘いものを食べたくなる – マウス実験で仕組みを解明 筑波大学

赤ちゃん

睡眠不足のとき、とくに甘いものや脂っこいものを食べたくなった経験がないでしょうか。筑波大学の研究グループはこの原因を解明し、2016年12月7日に発表しました。

 

寝不足はダイエットの敵

睡眠不足が体重増加と関係があることはこれまでも指摘されていましたが、睡眠不足になるとなぜ高カロリーの食品を欲するようになるのか、その因果関係の仕組みについては分かっていませんでした。寝不足がやはりダイエットの敵だったということが、科学的にも裏づけられたことになります。

 

睡眠不足だと不健康な食品を食べたくなる

筑波大学のミハエル・ラザルス准教授らの研究グループは、レム睡眠の時間を減少させると、ショ糖や脂質など肥満につながる食べ物の過剰摂取が引き起こされる原因を明らかにしました。レム睡眠とは、浅い眠りの夢を見やすい睡眠時間のこと。研究によると、睡眠不足の状態にあるとき、体重を増加させる嗜好性の高い不健康な食品をより多く摂取し、太りやすくなる傾向がありますが、このとき、食物の嗜好に関わる前頭前皮質が重要な役割を果たしているということです。

 

レム睡眠と食物の嗜好性の関係を初めて明らかに

研究グループは、マウスをレム睡眠不足の状態にした実験で、ショ糖、脂質ともに接触量が増加したことを確認しました。この研究は、レム睡眠と前頭前皮質、食物の嗜好性との直接的なつながりを示した初めての成果だということです。

 

高齢化もレム睡眠の減少に関係

レム睡眠の時間は、加齢とともに減少することが知られています。今回得られた成果をもとに、筑波大学では「高齢化社会で健康的な食事行動を促進する、新たな神経薬理学的な戦略が期待される」としています。この研究成果は、英医学誌eLifeに発表されました。

 

出典:
・筑波大学ホームページ
https://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201612071400.html
・筑波大学 2016年12月7日発表 プレスリリース
https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/161207lazarus-1.pdf

Photo by Scott

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