<ドクターズインタビュー>“時間を気にする人”は不眠になりにくい!?睡眠のリズムを正しく刻むための心得とは?

Medical 2016年11月28日(月)

<ドクターズインタビュー>“時間を気にする人”は不眠になりにくい!?睡眠のリズムを正しく刻むための心得とは?

不眠にはなりにくい

ドクターズインタビューのコーナーでは、睡眠の専門家である全国のドクターに、睡眠に関する様々なお話を伺います。今回は、愛知医科大学 睡眠科 教授の塩見 利明 先生に、より良い睡眠を得るための秘訣をお伺いしました。

Q 不眠、さらには不眠症になりにくい人はいるのでしょうか。

A 日中に活き活きと動いている人は不眠にはなりにくいといえるでしょう。

日中に活き活きと動き回れば夜の睡眠の質も上がります。睡眠が充分にとれているから、日中の活動の質が向上します。良い生活リズムの循環がとれている人は、不眠にはなりにくいですね。不眠から発症する不眠症にもかかりにくいといえます。活動のオンオフ、生活のメリハリを自分でコントロールできる人は不眠にも、不眠症にもなりにくいのです。

Q 具体例を挙げていただけますか。

A アスリートですね。

プロでもアマチュアでも、アスリートと呼ばれる人たちは朝に目覚めてから夜に眠るまで規則正しい生活を心がけていますよね。

起床して食事をすることに始まって、運動をして、人によっては仕事もするし遊びにも行く、そして夜になったらきちんと睡眠をとります。そういったサイクルを肉体作りに関連して自然と身に付けています。アスリートは若い世代だけとは限りません。私の知り合いの高齢者は、年齢に応じた運動を日中に続けています。この高齢者さんは不眠とは無縁で生活なさっています。

アスリート

Q 規則正しい生活が難しいという人も多くいらっしゃるかと思いますが?

A 社会人なら誰でも時間を気にして生きています。

朝起きるのも電車に乗るのも打ち合わせをするのも、お子さんがいれば授乳もそうですし、幼稚園や保育園などの送り迎えだって時間を意識しなければできないことです。社会人として信頼できる人とは遅刻をしない、締め切りに間に合うなど時間の精度がいい人ですよね。まさに1分1秒の世界に生きるアスリートの意識と同じです。その「時間を気にする」姿勢が意識の表面に出ているかいないかなのです。

Q 時間を気にして生きていくのは窮屈な感じがします。

A 必ずしもそうではありません。時間に追われるのは問題があります。

これはアクセルを常に踏みっぱなしにしている状態ですから。そうではなくて、自分で時間を調整するのです。この時間帯は活動をする、この時間帯は休息をとる、という具合に1日の間でもアクセルとブレーキ、特に身体的な運動と休息(睡眠)を意識することからやってみましょう。

身体を動かす時間

Q 具体的に、どんなことから始めればよいのでしょうか。

A 身体を動かす時間を作ってみましょう。適度な運動は万能薬とも言われています。

ストレッチなどを加えながら、1日の決まった時刻に、30分以上の運動を行うようにします※1。運動の前後で違う活動ができるとなおいいです。

例えば終業時間後に軽くストレッチをしてから帰宅するとか、最近の朝活で運動をする人など早朝ランナーもお手本になります。自分の身体を意識することによって、だんだんと自分の本来のペースが理解できるようになります。何が足りなくて何を補給すればいいのかが分かってきます。「時間を気にする」とは「1日をメリハリをつけて過ごす」ことです。「雑然と送ってしまっていた生活を丁寧に過ごすように意識する」ことです。そうすると、睡眠の時間も質も自分の持つリズムを自然と刻めるようになるのです。やらない言い訳を探すより、やれる方法を探して実践することが大事でしょう。

参考:
※1:厚生労働省 健康日本21 身体活動・運動
http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b2.html

【提供:武田薬品工業株式会社

photo by Dee Speed

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