ルネスタの効果と副作用【不眠症で眠れないあなたの睡眠薬辞典】

Medical 2016年11月25日(金)

ルネスタの効果と副作用【不眠症で眠れないあなたの睡眠薬辞典】

7035932329_44ce083b1b_o

ルネスタを飲んでる人、処方された人必見。ルネスタの効果、副作用や注意点など、すべて解説します。

 

■薬の効果


ルネスタは、寝つきが良くない、熟睡が難しいなどの不眠症状に効果があります。
緊張や不安をやわらげて、寝つきを改善します。

適応症:不眠症

ルネスタの適応は、不眠症のみです。ただし、不眠の原因に関して原発性(原因が特定できていない)、二次性(原因が特定できる)かを問わず使用が可能です。
本剤の血中半減期は約5時間であり超短時間作用型に区分されます。
不眠症の型別では入眠困難、持続別では一過性(数日)または短期(数週)、世代別では脱力やふらつきが危惧される高齢者への使用に適しています。

 

■用法・用量


成人:1 回 2mg を就寝前に経口投与します。
高齢者:1 回 1mg を就寝前に経口投与します。
症状により増減しますが、成人では 1 回 3mg、高齢者では 1 回 2mg を超えないこととします。

ルネスタの標準的な用法・用量としては2mgを就床の20~30分以内に内服します。就床時間が使用前から一定で寝室環境に問題がないにもかかわらず内服後の入眠まで1時間以上を要する場合は、3mgへの増量を試みましょう。

高齢者、肝機能不全者、腎機能障害は初期量を1mgに設定します。

 

■副作用や注意点


ルネスタの承認時までに国内の臨床試験で1mg、2mg 又は 3mg を投与された不眠症患者 325 例中、副作用が報告されたのは 156 例(48.0%)で、
主な副作用は、

  • 味覚異常(36.3%)
  • 傾眠(強い眠気を感じて、うとうとする状態)(3.7%)

でした。

また、外国で実施された臨床試験で1mg、2mg 又は 3mgを投与された原発性不眠症患者 1637 例中、副作用が報告されたのは 819 例(50.0%)であり、主な副作用は、

  •  味覚異常(21.0%)
  •  頭痛(10.7%)
  •  傾眠(強い眠気を感じて、うとうとする状態)(7.8%)
  •  浮動性めまい(5.1%)

でした。

急性狭隅角緑内障患者への投与は眼圧上昇の危険があり禁忌です。
ルネスタは筋弛緩作用を有するため、重症筋無力症患者への投与は禁忌です。
肺性心、肺気腫、気管支喘息、脳血管障害急性期などで呼吸機能が低下している患者への投与は炭酸ガスナルコーシス(高炭酸ガス血症により意識障害などを伴う病態)を起こす危険があり、原則禁忌です。

翌朝以後に出現する口中の苦味は全体の3%強に出現する有害事象で、処方前に告知を要します。
食事中、または食直後に本剤を服用すると薬物血中濃度の低下を来たすことがあるので避けましょう。

常用量の依存を避ける観点から、ルネスタの連用は月単位にとどめることが望ましいとされています。
ルネスタの連用時、また服薬終了1週間以内の飲酒、授乳は控えましょう。
翌朝以降、眠気の自覚のないものの、集中力や反射運動能力の低下を持ち越す可能性があります。このため自動車の運転や重機の操作などは、本剤の連用時、また服薬終了後1週間以内は控えるべきです。

 

■販売開始日


2012 年 4 月 18 日

 

■製造販売元


エーザイ株式会社

 

参考URL:
ルネスタ 添付文書
http://www.eisai.jp/medical/products/di/PI/PDF/LUN_T_PI.pdf

 

<筆者プロフィール>

薬剤師、某国立大大学院卒。
大手ライフサイエンス関連企業にて、10年以上、医療用医薬品の研究開発業務に従事。
専門は臨床開発。医療用医薬品の承認審査業務について、市場ニーズ調査、臨床試験デザイン、データ収集、解析、承認申請用資料作成などの観点から関わり、実績を挙げている。

 

Photo by Victor

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

「休日の寝だめで睡眠不足を解消!」 これはなぜよくないのでしょうか?

正解はこちら

快眠キュレーターが厳選!!「快眠グッズ」

たった5分!即効性抜群の快眠ストレッチ
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
Nelture
ネムジム食堂