<ドクターズインタビュー>睡眠、本当に足りていますか?不眠に陥りやすいのは、こんな人!

Medical 2016年11月21日(月)

<ドクターズインタビュー>睡眠、本当に足りていますか?不眠に陥りやすいのは、こんな人!

不眠

ドクターズインタビューのコーナーでは、睡眠の専門家である全国のドクターに、睡眠に関する様々なお話を伺います。今回は、愛知医科大学 睡眠科 教授の塩見 利明 先生に、不眠になりやすい人の傾向についてお伺いしました。

Q 不眠が続くとどうなりますか。

A まず疲労や倦怠感が増します。

そして、注意力や集中力、記憶力の低下がみられて、日常生活上、特に職業生活に支障が出たり、学生であれば成績が悪くなることもあります。

何となく気分がすぐれなかったり、些細なことにいらいらしたりして、それなのにやる気も気力もない状態になります。こうなってくると職場で、または運転中に、失敗や事故を起こしやすくなりますね。身体的にも緊張、頭痛、または胃腸の具合が悪くなることもあります。それが積み重なってくると、睡眠について心配したり、悩んだりして悪循環に陥ってしまいます。

Q 不眠に陥りやすいタイプはありますか。

A 職業でいえば、いわゆる交代勤務(シフトワーク)の人でしょう。

人間は、毎日同じ時間に起きて同じ時間に食事をし、同じ時間に眠るといった生活が本来望ましい姿です。しかし、シフトワーカーは毎日一定の時間帯に活動することも眠ることも、職務上、難しいですから、どうしても生活のリズムが崩れやすいのです。同時に自分では睡眠が足りていると勘違いしやすいのです。

睡眠の勘違い

Q 睡眠が足りているという勘違いはどうして起こるのでしょうか。

A 活動時間帯に眠くなるのが当たり前だと思うからです。

朝に起きて活動をして、夜には眠るサイクルからずれた生活をしていますから、本人も活動する時間帯に眠いのは仕方がないと考えてしまいます。そうなると自分の睡眠が充分かそうでないかを判断しにくくなるのです。この「活動時間帯に必要なやる気や集中力を保つのに適した睡眠時間がとれておらず、なおかつその自覚がない睡眠不足」を行動誘発性睡眠不足症候群と呼びます。

Q 睡眠不足の人の特徴はありますか。

A 第一に活動時間帯の強い眠気、第二に休日の長い睡眠、第三にベッドに入ってから8分以下で眠ることが挙げられます※1。

すぐに眠れるのは良いことのように思われがちですが、早く眠りに入ってしまうのは慢性的に睡眠が足りていない可能性があります。活動時間中に居眠りをしてしまうのでナルコレプシーと誤解されやすいですが、この場合は行動誘発性睡眠不足症候群です。

行動誘発性睡眠不足症候群

Q 行動誘発性睡眠不足症候群の見分け方はありますか。

A 平日と休日の睡眠時間格差です。

睡眠時間が休日に3時間以上も長くなるようなら行動誘発性睡眠不足症候群の疑いがあります。適切な睡眠時間には個人差がありますが、今までは5時間の睡眠時間で充分だったのに、休日になると8時間も眠ってしまう。それは平日の睡眠が足りていないサインなのです。行動誘発性睡眠不足症候群は自分の眠気は睡眠不足のせいだと自覚するだけでも防げます。自分のライフスタイルに合った睡眠がとれるように、ワークライフバランスをいろいろと工夫したいものですね。

参考:
※1: 睡眠障害国際分類第2版
http://jssr.jp/data/pdf/narcolepsy.pdf

【提供:武田薬品工業株式会社

photo by Alessandro Valli

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

眠くなってから床につく方がよいのはなぜでしょうか?

正解はこちら

快眠キュレーターが厳選!!「快眠グッズ」

たった5分!即効性抜群の快眠ストレッチ
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
Nelture
ネムジム食堂