<ドクターズインタビュー>アンチエイジングは質の良い睡眠から

Medical 2016年08月09日(火)

<ドクターズインタビュー>アンチエイジングは質の良い睡眠から

アンチエイジングは質の良い睡眠から

ドクターズインタビューのコーナーでは、睡眠の専門家である全国のドクターに、睡眠に関する様々なお話を伺います。今回は、東濃中央クリニック院長の大林 浩幸先生に、アンチエイジングと睡眠の関係についてお伺いしました。

Q 質の良い睡眠がアンチエイジングに効果があると聞きました。

A 睡眠中に成長ホルモンという傷ついた肉体を補修する効果のあるホルモンが分泌されます。成人男性は眠ってから成長ホルモンの分泌が高まりますが女性は異なります。女性は夜10時くらいになると自然と分泌が高まります。夜10時から深夜2時は「お肌のゴールデンタイム」といわれるのはこのためです。

Q 成長ホルモンを多く分泌させればいいのですか。

A そのように単純なことではありません。睡眠中に成長ホルモンの分泌が活発になるのは事実ですが、どのような時間帯であっても深く眠れば成長ホルモンは分泌されます。さらに成長期の過ぎた成人においては、成長ホルモンが多く分泌したからといってアンチエイジングに効果が出るわけではありません。

肉体の修復という面からみれば、確かに成長ホルモンがたくさん分泌された方が良いと考えてしまうでしょう。しかし、睡眠中は成長ホルモンだけが分泌されているわけではないのです。活動時間も含めて、多種多様なホルモンが分泌されて絶妙なバランスで脳と肉体を活動させて、さらに絶妙なバランスで睡眠に入るように分泌され、睡眠中に絶妙なバランスで脳と身体の細胞を修復しているのです。

成長ホルモンは、言葉の響きからアンチエイジングの切り札のように思われがちですが、成長ホルモンだけに着目しすぎると誤解につながるでしょう。

アンチエイジングと睡眠

Q アンチエイジングに効果のある睡眠時間はありますか。

A 必要な睡眠時間には個人差があります。遺伝子的に長い睡眠時間を必要とするロングスリーパーの人では足りませんし、4~5時間の短時間の睡眠で充分なショートスリーパーの人を長くベッドに縛り付けておくのも健康的とは言いがたいですね。時間帯にしても同様です。

ライフスタイルとして夜に睡眠をとるのが難しい人もいます。それでも質の良い睡眠がとれていれば何ら問題はありません。逆に長く眠っていても質の良い睡眠がとれていないと集中力は低下して、判断力も落ちます。行動力も低下して、感情的に不安定にもなります。それが何度も重なると最終的に負債となって健康にまで害を及ぼす可能性があります。

アンチエイジングを気にするよりも、健康を維持するために睡眠が大切なのだと理解していただきたいです。

Q 質の良い睡眠がとれるコツはなんでしょうか。

A 毎日できるだけ同じ時刻に同じ時間を眠ることです。人間の細胞には体内時計が備わっています。この体内時計が生活に使用している時計とズレると、朝に起きられない、夜に眠れない、昼間に強い眠気を感じるなどの症状が出ます。

睡眠だけではありません。毎日同じ時刻に起きて同じ時刻に食事をとり、同じ時間帯に仕事や運動をするなど、規則正しい生活が望ましいです。

自分の体質とライフスタイルをよく考えて、それに合った時刻と時間帯に眠る習慣をつけましょう。すると睡眠の質は向上します。

【提供:武田薬品工業株式会社

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