睡眠障害は世界共通? 2016年の調査では中国人の5人に1人が……

Medical 2016年07月21日(木)

睡眠障害は世界共通? 2016年の調査では中国人の5人に1人が……

中国

「24時間戦えますか?」というCMのキャッチコピーがあったように、日本人は高度成長期やバブル期に猛烈に働き、実際に大きな成長を遂げてきました。そのせいかどうかはわかりませんが、日本には不眠で悩んでいる人がたくさんいると言われています。でも、じつはその悩みを抱えているのは日本人だけではないのです。中国のレポートが話題になっています。

日本には“隠れ睡眠障害”がいっぱい?

日本は「不眠大国」と呼ばれることがあります。

厚生労働省が過去に行った調査では、「睡眠に関する悩みを持ったことがある人」が約36%、「現在、悩んでいる人」が約20%となっています。

つまり、日本人の3人に1人以上は過去に睡眠で悩んだ経験をもち、5人に1人は今も悩みを抱えているということです。

みなさんは睡眠の悩み、抱えていませんか?

自分では気づかないうちに睡眠障害になっている可能性もあります。睡眠障害には最もメジャーな不眠症だけでなく、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなど、さまざまな種類が存在します。

そのため、専門の知識がなければ「自分はこの睡眠障害だ」と特定するのは難しいでしょう。よって、日本には“隠れ睡眠障害”の患者も多くいると指摘されています。

中国でも成人の5人に1人が睡眠障害?

最近、日本以外にも「不眠大国」になりつつある国があるというニュースが話題を呼びました。その国とは、同じアジア圏の「中国」です。早速、ニュースの内容を見ていきましょう。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは?

中国が発表した2016年「睡眠・職業安全白書」によると、成人の中国人で閉塞性睡眠時無呼吸症候群を患っている割合は約20%、つまり5人に1人だったということです。

まずは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の簡単な説明をします。

睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸」というものがありますが、これは①中枢性睡眠時無呼吸症候群と②閉塞性睡眠時無呼吸症候群に分けることができます。

①は胸や腹部の呼吸が停止するもの、②は上気道が閉塞するために呼吸が停止するものと分類されています。

中国人に睡眠障害が増えた理由

中国人に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者が増えた原因には、ライフスタイルの急激な変化や環境問題などがあるという指摘があります。

ちなみに、アメリカでも4人に1人がこの睡眠障害の可能性があると言われているので、今や日本に限らず、世界中が「不眠大国」の様相を呈してきているという状態かもしれません。

技術の進化によって24時間いつでも生活を楽しめるという現代。メリットもたくさんありますが、健康という面から見ると、世界的にライフスタイルを見直す必要があるのかもしれませんね。

放っておくとさまざまなリスクが……

睡眠時無呼吸症候群は日中の強い眠気を生む原因になり、さらに心疾患や脳血管疾患などの合併症に繋がるリスクがあると言われています。

厄介なことに、この睡眠障害は自覚症状がほとんどなく、気づきにくいものですが、「最近、やたらと昼間に眠くなる」「いくら寝てもスッキリしない」という悩みがある場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠途中で息苦しくなり、深い睡眠を妨げられているので、たくさん寝ても熟睡感を得られないなどの症状があります。

正しい知識を身につけよう

睡眠障害を予防するためには正しい知識を身につける必要があります。「当たり前」と思われている睡眠の常識が、じつは非常識ということも実際にあります。

たとえば、「1日7~8時間寝るのがよい」とよく聞きますよね。確かに、成人にはこのぐらいの睡眠時間が必要と言われていますが、適正睡眠時間には個人差があります。

むしろ、眠れないのに無理にベッドの中にずっと入っていると、「眠れない、眠れない……」と余計な悩みを抱えてしまい、不眠に陥る可能性すらあります。

眠れないときに無理してベッドに入る必要はありません。というよりも、ベッド=眠るための場所という定義づけをして、睡眠以外ではベッドに入らないほうが快眠のためにはよいと考えられています。

photo by acworks

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