夜、子どもが「おねしょ」をするのはなぜ!? 夜尿症について

Medical 2016年06月29日(水)

夜、子どもが「おねしょ」をするのはなぜ!? 夜尿症について

おねしょ

お子さんの夜尿(夜間のおねしょ)がいつまで経っても治らないとお悩みの方は多いと思いますが、子どもはわざとお漏らしをしているわけではなく、それにはちゃんとした原因があります。

今回は子どもの夜尿にお悩みの方に向けて、「夜尿症(やにょうしょう)」に関する情報をお伝えします。

場合によっては医師に治療をしてもらったほうがいい場合もあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

夜尿症とは一体何?

夜尿症とは、通常であれば夜尿をしなくなる年齢である5~6歳を過ぎたにもかかわらず、夜におねしょをしてしまう症状のことで、別名「夜間遺尿症」とも呼ばれています。

普通の子どもであれば、ある程度の年齢になると脳と膀胱の連携関係が成熟するため、膀胱に尿が溜まってくると自然と眠りが浅くなって漏れる前に目を覚ましトイレに行くことができるようになります。

しかし夜尿症の子どもは尿が溜まっても眠りが浅くならないため、睡眠中に膀胱内が尿でいっぱいになって漏らしてしまうのです。

夜尿症の種類と重症度

夜尿症は「膀胱の容量」と「夜間尿量の多さ」によって、いくつかの種類に分けられます。

多尿型夜尿症

膀胱容量は正常なのですが、その容量を上回る尿が夜間につくられることで生じてしまうタイプの夜尿症です。

多尿型夜尿症の原因としては「起きているときの水分の過剰摂取」と「抗利尿ホルモン(尿をつくる量を抑えるホルモン)の分泌低下」の2つが考えられます。

膀胱型夜尿症

膀胱の容量が小さいために、正常な夜間尿量でもすぐに容量がいっぱいになってしまう夜尿症です。

このタイプの人の膀胱容量については「夜寝ているときだけ小さくなる人」と「常に小さい人」が半々くらいいると推定されています。

混合型夜尿症

膀胱の容量が小さくて夜間の尿量が多いという、特に夜尿をしやすいタイプの夜尿症です。

夜尿症の人のなかには、このタイプが最も多いと考えられています。

夜尿症の重症度

夜尿症の重症度については、眠り始めてからどのタイミングで夜尿をするかで判断することができます。

基本的に夜尿をするタイミングが早いほど症状は重症で、毎日繰り返す可能性も高くなります。

就寝してからすぐに夜尿をしてしまうような子どもは、長いと完治するまでに5~6年かかることもあるので、その両親にはしばらくの間、我慢が必要になることでしょう。

一方で朝方の起きる直前に夜尿をする子どもは軽症で、1~2年くらいで完治する可能性が高いといえます。

夜尿症の重症度は、おねしょをした時間帯で判断するようにしましょう。

両親は夜尿症が治るまで待つことが大事

今回は子どもの睡眠と関係が深い症状である、夜尿症について紹介しました。

基本的に夜尿症は放っておいても治るものですが、医師のなかには夜尿症の治療を専門としている人もいます。

治療をすることで、自然治癒よりもずっと短い期間で治せることもあるので、子どもの夜尿症にお悩みの方は医師による治療も選択肢のひとつに入れてみてください。

医師の治療を受ける場合も自然治癒に任せる場合も、大事なのは夜尿をしたからといってすぐに子どもを怒らないことです。

夜尿症の子どもを持つ親は「叱らず・焦らず」の気持ちで、夜尿症が治るのをじっくりと待つようにしてあげてくださいね。

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