欧米では親子で寝ない!? 「コ・スリーピング」について

Lifestyle 2016年06月26日(日)

欧米では親子で寝ない!? 「コ・スリーピング」について

コ・スリーピング

みなさんは睡眠に関する専門用語のひとつである「コ・スリーピング」という言葉を聞いたことがありますか?

実はこの言葉は家族のある「就寝形態」を表しているのですが、日本と欧米諸国では家族の就寝形態に大きな違いがあることが分かっているのです。

今回はこの「コ・スリーピング」の言葉の意味と共に、日本と欧米の家族関係に対する意識の違いについてご紹介したいと思います。

「コ・スリーピング」とは?

「コ・スリーピング(co-sleeping)」とは、複数の家族成員が、同じ部屋もしくは同じベッドで寝ることを指す言葉で、日本語では「添い寝」「共寝」「合寝」「混寝」とさまざまな言葉に訳されています。

アメリカの人類学者たちは、世界の家族の就寝形態について調査をした際に、日本を含めたアジア地域と南米だけが親子が同じ部屋で寝る形を一般的としていることを発見しました。

一方で北米やヨーロッパ、オーストラリアなどの地域では、親子が同じ部屋で寝るということはほとんどなく、乳幼児は独りで自分のベッドで寝るのが当たり前になっています。

「コ・スリーピング」は、欧米人からすると珍しい「親子が一緒に寝る就寝形態」の通称として考えられた言葉なのです。

なぜ欧米では「コ・スリーピング」をしないのか?

小さい子どもを独りにして眠らせるなんて、日本人からみると何だかちょっと可哀想な気もしますよね?

欧米の子どもが独り寝をさせられている理由は、日本と欧米の家族の関係性に対する考え方の違いにあります。

日本では「子どもと一緒に寝ること」を親から子への愛情表現のひとつとしている文化があるため、「コ・スリーピング」をするのが一般的となっています。

それに対し、欧米では家族関係のなかでも特に「夫婦関係」が重視されているため、夫婦だけが同じ部屋で寝て子どもは自分の部屋で寝かせるのが当たり前となっているのです。

では欧米の親は子どもへの愛情が薄いのかというと、そんなことはありません。

欧米の親は日本の親に比べて、ハグをしたり寝るまでずっとお話をしたりと、子どもが起きている間にたくさんのスキンシップを行っています。

起きている間にたっぷりと愛情表現をしているため、子どもは独りで寝かされても親からの愛情が薄いと感じることなく、安心して眠ることができるようです。

そのことを踏まえると、日本の親が幼い子どもを自分の部屋で寝かせる場合には、子どもが寂しい気持ちにならないように、起きている間に欧米人並みの愛情表現をしておく必要があるといえるでしょう。

大事なのは家族への愛情表現

今回は「コ・スリーピング」の意味について紹介してきましたが、欧米では小さい子どもを親と一緒に寝かせることは「夫婦関係を阻害する」「子どもの自立心を妨げる」といったデメリットの多い就寝形態として捉えているようです。

しかし日本では、はるか昔から親子が同じ部屋で寝ることが「文化」として何百年も続いています。

日本には世界に誇れる偉人がたくさんいますが、それはもしかしたら幼少期に親と一緒に寝るという日本独自の文化のおかげかもしれないのです。

どちらの就寝形態でも、大事なのは子どもへの愛情表現を忘れないことです。

常に愛情を持って接するようにすれば、きっとその子どもは将来立派な大人になってくれることでしょう。

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