トイレが不眠の原因に。軽視できない夜間頻尿の真実

Medical 2016年06月20日(月)

トイレが不眠の原因に。軽視できない夜間頻尿の真実

トイレが不眠の原因に

私たち人間は水分を摂取しないと生きていけません。特に最近は「水を飲むと血液がサラサラになる」という話をよく聞くようになったせいか、水を大量に飲む人が増えています。そうなると、水を体内に多く入れたぶん、出てくる量も当然ながら増加するものです。排尿の回数が多い状態を頻尿と呼びますが、これによって不眠になる人もいるようです。

1日に何回トイレに行く?

みなさんは1日に何回ぐらいトイレに行きますか?

一般的には1日5回前後が平均的な回数のようです。ただ、これには個人差がありますし、水分を多く摂った日はトイレに行く回数が増えるものなので目安にしかすぎません。

トイレによく行く人は「自分は頻尿かもしれない」と悩んだ経験が一度はあるのではないでしょうか。頻尿は、平均的な回数の倍である1日10回前後の排尿がある場合に判断されることが多いようです。

頻尿にはさまざまな原因がありますが、1つには精神的なものがあげられます。トイレによく行く心配性の人は外出した際などにも常にトイレのことが頭の片隅にあり、膀胱に尿は十分に溜まっていなくてもトイレに何度も行ってしまうことがあるそうです。

トイレが不眠の原因に?

精神的な理由で頻尿になっている場合、眠っている間はトイレのことを考えていないので「夜間にはその症状がみられない」ことも特徴の1つです。一方で、夜間頻尿で不眠になってしまう人もいます。

不眠の原因にもなる夜間頻尿

ある泌尿器科のクリニックには「夜間のトイレで何度も目が覚めてしまい熟睡できない」という悩みを抱える高齢者が多数来るそうです。このような症状を「夜間頻尿」と呼びます。

夜間頻尿の定義は明確で、睡眠中に排尿のために1回以上起きてしまう状態を指します。若い人であれば夜中に目が覚めてもすぐにまた眠れるものですが、睡眠が老化している高齢者は一度目が覚めたことで不眠に繋がることもあります。

そのため、特に高齢者の場合は寝る前に水をたくさん飲むことは控えたほうがよいという説もあります。

過活動膀胱

頻尿の原因としては、精神的な理由のほかにもいくつか考えられます。1つは過活動膀胱と呼ばれる膀胱が収縮する病気です。これは自分の意志にかかわらず収縮してしまうので、急に尿意を催すことがあります。

加齢によってなる場合もあれば、原因がわからないのになる場合もあります。病院で膀胱訓練などのトレーニングをすることで改善することもあるので、困っている方は早めに医師に相談するようにしましょう。

前立腺肥大

男性の場合は、前立腺肥大の影響で頻尿になる可能性があります。膀胱の下部を囲むような形をしている前立腺が肥大することで、尿道が圧迫され、排尿トラブルが起こるのです。

残尿感がある、尿が一気に出ないなどのトラブルがあり、この状態が長く続くと過活動膀胱へと発展することもあります。前立腺肥大の症状がある患者の多くに頻尿が現れると言われているので、注意が必要です。

尿の色をチェック

「頻尿かどうか判断が難しい」とお悩みの方は、一度ご自身の尿の色をチェックしてみてください。

透明に近ければ尿はほぼ水分なので、「水の飲みすぎでトイレによく行くだけ」と考えることができます。一方で、濃い黄色の場合は水分が足りていない状態なので、水分補給を心掛けるようにしましょう。

水分調節をして、尿の色を一定に保った状態でトイレに行く回数を計測すると、頻尿を判断する1つの目安になります。朝は日中と比べて尿の色が濃く出るものなので、必要以上に気にすることはないようです。

一定期間を通して、尿の色に異常はないのにトイレに行く回数が10回以上など平均よりも多い場合は、一度、泌尿器科の病院で相談をしてみるとよいでしょう。

photo by きなこもち

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