みんなの理想、仕事のデキる人は短時間睡眠!? その真偽のほどは

Lifestyle 2016年06月06日(月)

みんなの理想、仕事のデキる人は短時間睡眠!? その真偽のほどは

働く男性

つい先日も「仕事がデキる人は短時間睡眠」という内容の本が出版されました。徹夜して仕事をしている人はデキるビジネスマンというイメージが世間に浸透しているのは事実です。でも、これは本当なのでしょうか? 「睡眠時間が短いことと、仕事がデキることに相関関係はないのでは?」と疑問を抱いたので調べることにしました。

芸能人は短時間睡眠?

「短時間睡眠で頑張っている人」と聞いて、多くの人が頭にパッと思い浮かべるのは芸能人ではないでしょうか。人気が出れば出るほど、睡眠時間は削られていく……。

そんな過酷な商売である芸能人ですが、元アイドルグループの人気メンバーだった方が回顧録で当時の睡眠状況を語ったものを読むと、やはり1日3,4時間の睡眠で仕事をするのが当たり前の環境にあったそうです。

最初は「人気が出てきたから頑張ろう」と踏ん張っていたその人も、しばらく経つと寝ること自体が怖くなったり、不眠になってしまったりと大変な思いをしたのだとか。

今は健康的な生活を取り戻して、よく眠っているので体調がよいそうですが、一時の勢いだけで睡眠時間を減らしても、体のためにもそれを続けるのは難しいということですね。

みんなの理想であるデキる大人の睡眠時間は?

睡眠は私たち人間にとって欠かせないものですが、なぜか日本人は短時間睡眠を自慢する傾向があります。「昨日は3時間しか寝てなくて」「また徹夜しちゃったよ」など、これらの言葉を聞いたことがある方、また言ったことがある方も多いと思います。

デキるビジネスマン=短時間睡眠というイメージがあるのも確かですが、実際のところはどうなのでしょうか?

「鉄の女」サッチャー元首相

世界中の活躍している人を調べると、確かに短時間睡眠の人が存在します。たとえば、イギリスの元首相サッチャー氏は毎日4時間睡眠で公務をこなしていたと言われています。

その仕事量もすさまじく、クリスマスなどのイベントのときも、人々が寝静まるとサッチャー氏は職場に向かい、黙々と仕事に打ち込んだのだとか。「鉄の女」というニックネームがついただけあります。

4時間半睡眠の秘訣

どうやら、サッチャー氏の「4時間」という睡眠時間に短時間睡眠でも活躍するためのヒントが隠されているようです。調べてみたところ、睡眠サイクルの観点から計算すると、「4時間半睡眠」が効果的な睡眠の取り方だということがわかりました。

睡眠は浅い睡眠(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)が交互に繰り返されているため、4時間半睡眠だと最も深いノンレム睡眠が2回とれて、睡眠が浅くなったときに目覚めることができるのだそうです。

短時間睡眠だからよいわけではない

もしかしたらサッチャー氏はこの睡眠サイクルを知っていて、意図的に4時間睡眠にしていたのかもしれません。あくまで想像の域を出ない話ですが。

ただ、必要な睡眠時間は人によって異なるので、無理をして4時間半睡眠を続けると、体を壊す原因になります。絶対に無理はせず、必要な睡眠時間をとるようにしましょう。

つまり、短時間睡眠を効率的に活用して仕事がデキる人もいれば、たっぷり寝て脳をリフレッシュさせることで仕事がデキる人もいるということ。

大切なのは、「己を知る」ということでしょうか。

昼寝の効果

7時間睡眠をとりたいけど、翌日に早朝からの大切な仕事を控えていて、どうしても短時間睡眠で乗り切らなければならないという日もありますよね。

そんなときは日中に眠くなったら「上手な昼寝」を取り入れてみてください。15~30分の昼寝は脳をスッキリさせて、仕事のパフォーマンスをアップさせると言われています。

さらに、昼寝には認知症を防ぐ効果があるという説もあります。ある研究では、30分以内の昼寝を導入したところ認知症の発症率が低下し、記憶力テストの成績もアップしたそうです。

ただし、寝すぎには注意する必要があります。夜に眠れなくなってしまい、それが引き金で慢性的な不眠に繋がる可能性もあります。どんなに日中眠くても、昼寝は30分以内にとどめるようにしましょう。

photo by pixabay

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