睡眠不足が長期間続くと、自殺願望が高まるって本当?

Lifestyle 2016年05月25日(水)

睡眠不足が長期間続くと、自殺願望が高まるって本当?

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睡眠時間が短いのはかっこいいことでも何でもありません。あらゆる研究が慢性的な睡眠不足は、体と心の両方に悪影響を及ぼすと警鐘を鳴らしています。日本では“寝てない自慢”の文化が蔓延していますが、健康的な生活のためには、その流れには乗らず、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。今回は睡眠不足が及ぼす怖い影響について紹介します。

睡眠不足は病気のもと!

みなさん、毎日ぐっすり眠れていますか?

「最近、睡眠不足気味なんだよなぁ」という人は、たかが睡眠と侮らず、快眠ができるように生活環境を整えましょう。そうしないと、さまざまなデメリットが生じる恐れがあります。

たとえば、ウイルスに対する免疫力が下がること。私たちの体内には悪いウイルスが入ってきたときに戦ってくれて、健康な状態を守ってくれる機能が備わっています。

でも、この免疫力は睡眠とも深く関係があると言われていて、慢性的な睡眠不足の状態が続くと低下して、風邪や病気などにかかりやすくなってしまうのだとか。

病気になると「健康って素晴らしいな」と実感するし、次から節制しようと心に決めるものですが、そうなる前に予防することが大切です。楽しく暮らすためには健康が一番。そのためにはまずはぐっすり眠ることです!

睡眠不足による影響

睡眠不足は体だけではなく心にも大きな影響を及ぼすと言われています。みなさんも睡眠時間が短かった日はイライラしたり、落ち着かなかったりしたという体験がありませんか?

今回は最新の研究などから、睡眠不足が心に与える影響を見ていきましょう。

睡眠不足が自殺願望をもたらす?

アメリカの大学が発表した最新研究によると、慢性的な睡眠不足は自殺願望を生む可能性があるそうです。実験方法は被験者を3つのグループに分け、5時間未満、5~6時間、7時間以上に睡眠時間を設定し、その影響を見るというもの。

その結果、5時間未満のグループは免疫力の低下が見られただけでなく、精神にも影響が見られたのだとか。自分は短い睡眠でも大丈夫と過信している人は、知らないうちに心身ともにダメージを受けている可能性もあるので、注意が必要です。

5時間睡眠の人は要注意?

日本での調査でも、睡眠不足と自殺の関係が明らかになっています。自殺を図り、救命センターに運ばれた人を対象に行った調査では、7割以上の人が「自分は睡眠不足だ」と自覚していたそうです。

実際に、睡眠時間を調査したところ、平均して5時間前後ということがわかっています。アメリカと日本、両方の研究調査の結果から、「睡眠5時間」というのが心に何らかの影響をもたらす1つの目安になると言えるかもしれません。

脳がフル回転できない

睡眠不足の状態で自殺願望が高まるのは、頭が朦朧として、判断能力や集中力が低下するからだとも言われています。脳は睡眠中に情報を蓄積したり、不要な情報を削除したりと、脳内の清掃作業を行っています。

睡眠不足が続くと、この清掃が満足にできないため、脳がフル回転できなくなると言われています。みなさんも睡眠不足の状態だと、いつもなら簡単にできるはずの仕事にやたらと時間がかかったり、ケアレスミスをしてしまったりすることがあると思います。

脳は非常にデリケートで、睡眠の影響を大きく受けるということを覚えておきましょう。

日本は子どもも睡眠不足

最近、社会問題になっているのが睡眠不足の子どもが増えていることです。共働きの増加やインターネットの発達など、さまざまな理由があると言われていますが、昔と比べて子どもの生活が夜型に移行していることは間違いないようです。

子どもが慢性的な睡眠不足になると、どのような影響があるのでしょうか? 1つは成長の遅れに繋がることがあげられます。成長期には満足な睡眠が不可欠で、成長ホルモンは睡眠中に大量分泌されます。逆に言えば、睡眠が不足すると、満足な量の成長ホルモンが分泌されない可能性があるということです。

もう1つは精神への影響です。睡眠不足の子どもにはイライラや落ち着きのなさ、無気力感などが見られると言われます。さらに、肥満の原因になることもあるそうです。

大人だけでなく子どもの睡眠を守ることも社会の重要な役目ではないでしょうか。

photo by pixabay

 

 

 

 

 

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