不眠症などの睡眠障害に悩む人急増中の韓国――驚くべき原因は?

Medical 2016年05月23日(月)

不眠症などの睡眠障害に悩む人急増中の韓国――驚くべき原因は?

病院

子どもの頃は何も考えることなく、布団に入るとすぐに寝てしまい、朝までぐっすり眠れていたものが、いつからか熟睡できなくなった。そんな悩みを抱えている人は少なくないと思います。悩みを抱えているのはあなただけではありません。日本に限らず、海外にも多いようです。

不眠症は日本人の国民病

「日本人の国民病」と言われる不眠症。睡眠の問題は日本人とは根深い関係にあり、5人に1人は何らかの悩みがあり、60歳以上になると3人に1人にまで増加すると言われています。

さらに、不眠で睡眠外来に通院している人のうち20人に1人は睡眠薬を服用しているそうです。あなたのまわりにも、言っていないだけで、睡眠に悩みを抱えている人が何人もいるかもしれません。

「なんとなく眠れない」、そう思っても自分が不眠症なのかどうかわからない人も多いでしょうお。そんな方は不眠症には4つのタイプがあることを覚えておいてください。

なかなか寝付けない「入眠障害」、途中で複数回目が覚める「中途覚醒」、朝早く目覚めてしまう「早朝覚醒」、熟睡感が得られない「熟眠障害」の4つです。

韓国の睡眠障害の原因は?

じつは睡眠に悩みを抱えている人が多数存在するのは日本だけではありません。他の国ものぞいてみましょう。

韓国で不眠症が急増している!

近年、お隣の国・韓国では睡眠障害を抱える人が急増しているそうです。2010年の調査では約29万人でしたが、昨年の調査では約46万人と、たった5年の間で約1.6倍に増加するという結果に……。

睡眠障害の種類も多様で、不眠症だけでなく、途中で呼吸が何度か止まってしまう睡眠時無呼吸症候群や日中に強烈な眠気に襲われるナルコレプシーなどを患う人も多いそうです。

睡眠障害の厄介な点は、このように症状が1つではないところです。そのため、自分が睡眠障害かどうかの判断は難しく、表に出ない潜在層も多いと言われています。

その原因は?

韓国で睡眠障害を患う人が急増した背景には、1つに高齢化があると分析する専門家がいます。日本でも高齢化は大きな問題になっていますが、韓国も同様に、または日本以上に深刻と言われています。

10年後の2026年には国民の2割が65歳以上になると予想される韓国では、現在進行形で増え続けている高齢者の中に睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害も増えているそうです。

また、睡眠は加齢とともに変化し、深い睡眠の時間は減っていくと言われているので、高齢化が進む社会では睡眠に悩む人が増加するのも自然なことかもしれません。

騒音トラブルも原因の1つ

もう1つの原因と言われているのが、韓国で頻発している騒音問題です。韓国では人口がソウルに集中していて、さらに一軒家ではなくマンションなどの集合住宅に住んでいる人が多いため、騒音トラブルがよく起こります。

騒音がきっかけで不眠になり、それが慢性化することで睡眠障害になってしまう人もいるそうです。人が生活するうえで音は出てしまうものですが、睡眠障害になってしまうほどとなると、対策を期待したいところです。

不眠症の治療法は?

不眠症と診断されたら、どのような治療を受けるのかも気になるところではないでしょうか。簡単に言えば、治療の方法は2つあり、薬を服用する方法と、薬を使わない方法です。

前者の場合、症状に合わせてタイプ別の薬を処方されることになります。脳の活動を鎮めるタイプや覚醒のリズムを整えるタイプなど、睡眠薬と言っても1種類ではありません。

どのタイプが適切かを診断するのが医師の仕事です。自分は不眠症だからと勝手な判断をして、家にあった睡眠薬を飲んでしまうと、症状が悪化する可能性もあるので注意しましょう。

薬を使わない場合は、生活習慣を整える方法などがあります。起床時間、食事の時間、就寝時間などを固定することで、眠れるようになる場合があるそうです。

睡眠に悩みを抱えている方は早めに医師に相談しましょう!

photo by pixabay

 

 

 

 

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