「眠い」と「だるい」を同時に感じている人は「気分変調症」かも!?

Medical 2016年05月13日(金)

「眠い」と「だるい」を同時に感じている人は「気分変調症」かも!?

頭痛

「眠い」「だるい」と感じる原因は、身体的なものから精神的なものまでたくさんあるため、なかなか特定しにくいものですが、そのなかのひとつに「気分変調症」というものがあります。皆さんのなかに眠さやだるさと同時に、「最近なんだか元気がでない」と感じている方はいませんか?心当たりのある方は、もしかしたら気分変調症を発症しているかもしれません。

気分変調症は「軽いうつ病」

気分変調症とは抑うつ状態が慢性化したことで現れる気分障害で、アメリカ精神医学会が発行している「DSM」(精神障害の診断と統計マニュアル)では、「抑うつ状態が2年以上続いていること」が診断基準となっています。

気分変調症はうつ病ほど症状が重くはありませんが、持続性があり、うれしいことや楽しいことがあってもなかなか気分が晴れなくなります。

また、気分変調症の症状は「なんとなく眠い」「なんとなくだるい」といったように、日常生活に支障をきたすほどのものではないため、発症していることになかなか自分で気付くことができません。

ちなみに以前まで気分変調症は「抑うつ神経症」とも呼ばれていましたが、「神経症」という病名が廃止されたため、現在は使われていません。

「眠い」「だるい」と感じるのは気分変調症だからかも!

気分変調症の症状としては、以下のようなものが挙げられます。これらに当てはまる方は、気分変調症を疑ってみましょう。

・軽い抑うつ状態

抑うつ状態は比較的軽く、心身症を併発したり自殺願望を持って突発的に自殺してしまうようなケースに発展することは、ほとんどないようです。

・思考と行動の抑制

集中力が落ちて頭が働かなくなり、何をするにも億劫になりがちです。

・睡眠障害

精神的な悩みや心配事が原因となって興奮状態が続き、布団に入ってもなかなか眠れなくなってしまいます。昼間でも眠気を感じるようになったら、もしかしたらそれは気分変調症かもしれません。

・だるさ

「だるい」と感じている人も気分変調症を疑ったほうがいいかもしれません。気分変調症になると交感神経と副交感神経の切り替わりがスムーズにいかなくなり、活動すべきときでも交感神経がなかなか優位にならないため、昼間でも「だるい」と感じてしまいます。

・身体的症状

「眠い」「だるい」と感じる以外にも、「首、肩、後頭部の重苦しさや痛み」「動悸」「便秘、下痢」「生理不順」といったさまざまな身体的症状が現れる場合があります。

気分変調症に要注意!

気分変調症は、次のような性格の人がなりやすいといわれています。

・調子が悪いときに、自分ではなく周りに責任を押し付ける

・依存心が強く、甘えん坊である

・自尊心が低く、ちょっとしたことでもくよくよ悩んでしまう

これらの性格に当てはまり、加えてうつ気味ではないかと自分で思うようになった方は、気分変調症を疑ってみたほうがいいかもしれません。

抑うつ状態になるだけでなく、同時に「眠い」「だるい」と感じてしまう厄介な病気ではありますが、抗うつ薬や精神療法で少しずつ治療することができるので、心配な方はぜひ一度病院の精神科を受診しましょう。

photo by pixabay

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