人間にも眠りながら冬越しできるかもしれない!? 冬眠の不思議

Lifestyle 2016年03月25日(金)

人間にも眠りながら冬越しできるかもしれない!? 冬眠の不思議

しろくま

わたしたち人間からすると、動物の冬眠は不思議に思えるものです。そもそも、なぜ動物は冬眠を行うのでしょうか。また同じ動物であるにもかかわらず、なぜ人間は冬眠をしないのでしょうか。今回は冬眠をテーマに、睡眠の不思議について考えてみましょう。

そもそも「冬眠」って?

冬眠とは恒温動物(哺乳類と鳥類)の一部が、気温が低く食料の少ない冬を乗り越えるために、活動力を極度に低下させた状態で過ごすことをいいます。

恒温動物の中でも冬眠をする生き物のほとんどは哺乳類ですが、実は哺乳類の中でも冬眠をするのは約4000種のうち183種のみ。

冬眠中、運動量や臓器の働きを極端に少なくすることで代謝を下げ、それによってエネルギー消費量を極限まで抑えているのだそうです。

また冬眠と似たものに、爬虫類や魚類などの変温動物、昆虫や貝類などが冬の時期にそれぞれ違った方法で冬を過ごす「冬越し」があります。

冬眠の方法は動物によって違う

同じ冬眠でも、その方法は動物の種類によって少しずつ違っています。

・シマリスの冬眠

シマリスは冬が近づくと、食物を冬眠用に作った空間に貯蔵します。

そして秋から翌年の春にかけて冬眠をするのですが、その間ずっと寝ているわけではなく、ときどき目を覚まして食事や排せつをするそうです。

・コウモリの冬眠

コウモリは秋から少しずつ一日の活動時間を減らしていき、それによって脂肪を体に蓄積しながら冬眠の準備をします。

そして、たっぷりと体に脂肪を蓄えたところで冬眠に入るのですが、周期的に目を覚ましているようです。

・クマの冬眠

冬眠をする動物のほとんどは冬眠中に体温が2~8度くらいまで下がっているのですが、

クマは冬眠中でも31~35度くらいまでしか低下しません。

また冬眠中は中途覚醒をせず、食事や排せつも一切しないという特徴もあります。

なぜ人間は冬眠ができない

人間の体は、体温が30度以下に下がると体温調節ができなくなり、さらに20度以下になると心臓が停止してしまうので、理論的に冬眠はできません。

しかしその一方で、こんな興味深い事例が世界中で話題になったことがありました。

ある男性が崖から落ちて骨折したため歩けなくなり、その24日後に発見されたのですが、男性は食べ物も水も口にしていなかったにもかかわらず生存していたというものです。

遭難した2日後から23日間意識不明の状態だったことと発見時の体温が22度だったこと、そして臓器のほとんどが機能を停止していたにもかかわらず、後遺症もなく回復したのです。男性はその期間を冬眠に近い状態で過ごしていたのではないかと推測されています。

これを冬眠と呼べるかどうかは難しいところですが、もしかしたら人間の体は命の危険が迫った極限の状態では冬眠をすることだってできるのかもしれません。

photo by pixabay

 

 

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