胃食道逆流症の真実――胃腸は睡眠障害に影響を与えていた

Medical 2016年02月16日(火)

胃食道逆流症の真実――胃腸は睡眠障害に影響を与えていた

お腹をおさえる女性

「最近、胃腸の調子が悪いな」「胸焼けがするな」という方は、睡眠不足が続いていたりしませんか? というのは、胸焼けを引き起こす胃食道逆流症は、睡眠と密接な関係があるといわれているからです。どのような関係があるのでしょうか?

胃酸が逆流する?

胃食道逆流症(GERD)という病気があります。これは食道に起こる炎症で、胃酸や膵液、胆汁酸などが胃から食道へと逆流することで発症します。

通常であれば、胃と食道の間には下部食道括約帯と呼ばれる部分があり、通常は閉じているため、このような逆流は起こらないのですが、ゲップが出るときや嚥下運動の際などに、一時的に開くことがあるそうです。

下部食道括約筋が開いたときに逆流してしまうことがある、というわけ。この部分が頻繁に開いてしまうことが、胃食道逆流症の原因といわれています。

一般的に、胃食道逆流症になると、食道に逆流してきた胃酸などの酸性物質によって、胸焼けや喉の痛みが出ます。

睡眠障害との関係は?

一見すると、睡眠障害とは何の関係もなさそうな胃食道逆流症ですが、アメリカの大学の研究者に、この2つには「関係がある可能性がある」と指摘されました。

胃食道逆流症の患者は、ゲップや嚥下のとき以外にも下部食道括約筋が開いて、逆流が起きてしまうことがあります。つまり、その状態は睡眠中にも逆流が起こりうることを示しているのです。

睡眠中に胃食道逆流症の症状が頻繁に現れることで、睡眠不足になるケースもあるそうです。さらに、「ニワトリが先か、卵が先か」ではありませんが、睡眠不足が胃食道逆流症をさらに悪化させる可能性もあるのだとか。

さらに、胃食道逆流症の患者は睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の症状がよく見られるともいわれています。

胃食道逆流症になりやすい人

胃食道逆流症になりやすいのは、生活習慣に問題がある人と、おなかに圧力がかかる姿勢をとっている人、そして肥満体質の人、といわれています。

生活習慣から見ていくと、例えば早食いや大食いの人は胃に大きな負担がかかるので、逆流を起こしやすいのだそう。アルコールや喫煙も悪影響を及ぼすという報告もあります。

ほかにも、仕事柄、常時、前かがみの姿勢をしている人や肥満体質の人は、おなかに圧力が常にかかっている状態なので、逆流が起こりやすくなるといわれています。

最近、胸焼けがひどいと感じる方は、胃食道逆流症の可能性もあるので、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

photo by acworks

 

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