ゲーム依存による睡眠不足で死の危険が!? あなたは大丈夫?

Lifestyle 2016年02月03日(水)

ゲーム依存による睡眠不足で死の危険が!? あなたは大丈夫?

ゲーム

スマホやPCで簡単にオンラインゲームを楽しめる環境が整った現在、多くの若者がゲーム依存に陥っていると言われています。ゲーム依存の問題は、寝食を忘れて、体が壊れるまでゲームをやってしまう点にあると言われています。あなたはこの問題をどのように考えますか?

オンラインゲーム依存者が増えている

現在、ゲーム依存および依存一歩手前の人が増えていると言います。増加の理由のひとつとして挙げられるのが、知らない人といつでもどこでも一緒にゲームをすることができるオンラインゲームの出現です。

家に引きこもっていても、24時間、オンライン上の友達とゲームを楽しむことができるため、若者を中心に寝食を忘れてハマってしまう人が多いのだとか。ちなみに、総務省が行った調査によると、ネット依存の傾向は高校生でもっとも顕著に現れているそう。同調査によると、オンラインゲームやソーシャルゲームの中では、「パズルゲーム」の利用者がもっとも多く、次に、「ロールプレイング」「テーブルゲーム」の利用者が多いそうです。

なかには、1日12時間以上オンラインゲームをする人もいて、それが中高生や大学生の場合は不登校に発展するケースもあると言われています。ネットゲーム依存の難しい点は、家のネット回線が切られても、外にはネットカフェが無数にあるのでやめられない点なのだそう。

ネット依存治療研究部門を設けている久里浜医療センターによると、オンラインゲームが最も盛り上がる時間帯は夜11時頃~深夜1時、2時頃で、深夜にゲームをするせいで睡眠時間が短くなり、仕事や学業に影響が出てしまうこともよくあるとのことです。

睡眠不足で死に繋がるケースも

最近の研究では、ゲーム依存の人は脳の神経結合が通常とは異なる発達をしている場合が多いということが判明したそうです。

米国と韓国の大学が行った共同研究によると、オンラインゲーム依存と診断された若者と、診断されていない若者の脳を比較したしたところ、ゲーム依存の人は、脳の様々な領域の“接続(コネクティビティ)”に優れていたとのこと。ゲーム依存の人の脳は通常とは異なる神経結合をもっており、そのような脳は、新しい刺激に対してより早く反応できるとともに、情報をより正確に処理できるのだというのです。特に、視覚情報、聴覚情報の処理に優れているとのことです。

しかし、こうした脳の様々な領域の“接続(コネクティビティ)”は、注意力の散漫を引き起こすこともあり、また、ゲームをしたいという衝動が制御出来ずにゲームに没頭しすぎてしまうため、睡眠不足と空腹による弱体化で死を招くリスクすらあるそうなのです。

ゲーム依存などのネット依存を専門に治療する病院も

日本でもこのようなゲーム依存者の増加傾向を受け、ネット依存治療を専門に行う部門を設ける医療機関がいくつか登場しています。神奈川県横須賀市の久里浜医療センター、同じく神奈川県横浜市の大石クリニックがその例です。近畿地方では、大阪市立大学医学部附属病院の神経精神科にインターネット依存障害を専門とする先生が在籍しています。

現在、オンラインゲーム依存者が多い韓国では、国の資金提供を受けて研究・調査し、カウンセリングや治療を行う団体があるそうです。この脳の変わった発達にはマイナス面だけでなく、プラス面もたくさんあると思うので、それを社会貢献に活用できる方法が見つかるとよいですよね。


>>病院へ行った方がいい症状


現実社会のストレスを発散しようと……

ゲーム依存に陥ってしまう背景には、現実社会での出来事が直結していると考えられています。テストで良い点を取れなかった、人間関係がうまくいかない、など、現実社会でのストレスを発散するためにゲームに依存してしまう人もいるそうです。

確かにゲームは時間とお金をかければ、ゲームの世界では“強者”になることができます。敵を次々に倒したり、ゲーム仲間から崇められたりする快感は、現実社会ではなかなか得られないことかもしれません。

さらにゲーム会社はユーザにたくさん遊んでもらい、たくさんのお金を使ってもらうための努力を惜しみません。それによって、今日もまたひとり、寝食を忘れた新たなゲーム依存者が生まれてしまうという現実があるのです。

《参照》

  • 総務省 情報通信政策研究所 平成25年6月 青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査
  • Doug Hyun Han, Sun Mi Kim, Sujin Bae, Perry F. Renshaw, Jeffrey S. Anderson. 2015 Dec 22. Brain connectivity and psychiatric comorbidity in adolescents with Internet gaming disorder. Addiction Biology
  • 独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター ネット依存治療部門 オンラインゲームについて
  • 医療法人社団祐和会 大石クリニック
  • 大阪市立大学医学部附属病院 神経精神科

photo by gimyzr

 

 

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