日々進む睡眠研究。レム睡眠と記憶定着の関係が解明された!

Medical 2015年12月02日(水)

日々進む睡眠研究。レム睡眠と記憶定着の関係が解明された!

まぶた

以前より、睡眠には脳の老廃物を浄化し、リフレッシュさせる効果があるといわれてきました。さらに最近では、レム睡眠にも具体的な役割があるという研究結果が発表されました。それはいったいどのような内容なのでしょうか?

レム睡眠とノンレム睡眠とは?

私たちは夜間の睡眠中、無意識のうちにレム睡眠とノンレム睡眠を90~120分周期で交互に繰り返しています。かんたんに説明すると、レム睡眠は浅い睡眠で、ノンレム睡眠は深い睡眠のこと。

レム(Rapid Eye Movements:REMs)とは急速眼球運動を指す言葉で、浅い眠りの間、私たちの気づかないところで眼球がグルグルと動いているのだそうです。たしかに眠っている人の目元をみると、まぶたの下で眼球が動いていることがありますよね。

ちなみに、ノンレム睡眠のときに見る夢は起きたときに忘れてしまうそうで、起きたときに覚えている夢はレム睡眠のときに見たものなんだそうです。

最新の睡眠研究結果が発表された!

今年10月に筑波大学と理化学研究所の合同研究チームは、米サイエンス誌に睡眠に関する論文を発表しました。それは、「レム睡眠には次にやってくるノンレム睡眠のときに脳内の記憶定着を促す役割がある」というもの。

これはマウスを使った実験で解明したもので、レム睡眠とノンレム睡眠を自在に切り替えられるマウスを遺伝子操作でつくり、ノンレム睡眠のみの状態にしたそうです。

すると、記憶形成や脳の機能回復の際に出ると考えられているデルタ波が減少したのだとか。このことから研究チームはレム睡眠が脳内の記憶の整理を促していると判断したそうです。

レム睡眠があるのは哺乳類と鳥類だけ

記憶の定着に有意な関係があると位置づけられたレム睡眠は、どの生物にも見られるものではないそうです。それは、私たち哺乳類と鳥類だけにあるもので、人間(成人)の場合、睡眠時間の15%程度を占めると考えられています。

ただ、筋肉が緩む時間帯と言われるレム睡眠は、野生に生きる動物にとって危険な状態のため、鳥類や草食動物はレム睡眠がほんのわずかの時間しかないのだとか。

逆にいえば、動物園やペットなどの安全が確保されている鳥類や草食動物は外敵もいないので、安心して眠ることができてレム睡眠が増え、夢を見ているなんてこともあるのかもしれません。

今後、研究がさらに進み、動物がどんな夢を見ているか、なんてことが明らかになる日くるかもしれないですね。

photo by pixabay

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