若い女性は要注意! 過度なストレスが「食」と「眠り」に歪みを生み出す!?

Medical 2015年11月12日(木)

若い女性は要注意! 過度なストレスが「食」と「眠り」に歪みを生み出す!?

過度なストレス

悩みやストレスが原因で、食欲がなくなったり眠れなくなってしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

心理的ストレスが摂食や眠りに影響を及ぼすことは明らかですが、摂食と睡眠も深い相関関係にあることが様々な疾患例から明らかになっています。あなたの食と眠りは大丈夫ですか?

「夜に異常に食べてしまう」2つの病気とは?

近年、20代の女性を中心に増えている病気が睡眠関連摂食障害(Sleep related eting disorder=SRED)。これは、就寝してから無意識のうちに起き出して食べ物を摂取してしまうというもので、本人には、自分が食べ物を摂取したという記憶は全くありません。

台所の戸棚や冷蔵庫を探り、多くは炭水化物や脂肪など高カロリーの食品を食べますが、ときにはペットフードや卵の殻、洗剤などを口に入れてしまうこともあります。

また、無意識のうちに調理をしていたり、食物を買いに出かけてしまうこともあり、ケガや事故の危険も高い深刻な病気です。多くは起床後に、自分の無意識の行動に気づき病気が発覚することが多いようです。

また、SREDに似たもので「夜間摂食症候群」(nocturnal eating syndrome=NES)という病気もあります。

これは、夕食から眠るまでの間や、夜中に覚醒したときに食欲を抑えきれずに食べてしまう病気です。この場合は意識があり記憶もはっきりしているため、奇異な食事はとりません。

関連する「睡眠障害」と「摂食障害」

この2つの疾患の原因は明らかになっていませんが、女性に多く発症すること、またSREDの10パーセント程度の患者に日中の摂食障害が見受けられることから両者に何らかの関連性があるとの指摘があります。またNESには、昼間に摂食を我慢している反動として発症するという考え方もあります。

またSREDに関しては、「睡眠時遊行症」(夢遊病)を併発している人が多く、他にも概日リズム睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群などの罹患により、二次的にSREDを発症する人もいます。

とくに、遅寝遅起き型の概日リズム睡眠障害の場合は、摂食を調節するホルモンの分泌も後退するため、SREDやNESが発現しやすくなると考えられています。不眠や生活リズムの乱れを放置しておくと、場合によっては重大な病気を引き起こしてしまう可能性があるということです。

大切な健康の柱「食」と「睡眠」を大切に

SREDとNESは、まだ多くが明らかになっていない病気ですが、原因としては体内リズムの乱れやストレス、薬の飲みすぎなど多方面の要因が指摘されています。

治療の過程では食習慣や睡眠を改善していく薬物療法やカウンセリングが重視されていますが、併発している睡眠障害などの治療も行っていくことが重要です。

「食」と「眠り」は私たちの心身を健全に保つために重要な柱で、互いに支えあっているもの。ストレス解消や規則正しい食事など、まずは自分にできることから健康管理を心がけ、不安や悩みがあれば早めに専門家に相談しましょう。

監修:睡眠総合ケアクリニック代々木 理事長 井上 雄一 先生

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

寝る直前に食べない方がよいのはなぜでしょうか?

正解はこちら

快眠キュレーターが厳選!!「快眠グッズ」

睡眠用たわし,悟空のきもち
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
Nelture
ネムジム食堂