掛布団のおすすめは? 知っておきたい布団の種類と選び方のコツ【友野なお 快眠集中講座(第3回)】

BED 2015年09月24日(木)

掛布団のおすすめは? 知っておきたい布団の種類と選び方のコツ【友野なお 快眠集中講座(第3回)】

掛布団のおすすめ

掛け布団の種類は羽毛布団だけじゃない!

人間は眠らずに生きていくことは出来ませんが、人生を80年とした場合、なんと約25年間分も眠っているといわれています。

掛け布団も敷き布団も、季節や用途に合わせて選ばなければ、25年間分もの時間を快適に過ごせていないことになってしまうので大問題です。

正しい「寝具選び」は、快眠のための基本であり重要な要素。体を包んでくれる掛け布団一つとっても羽毛から羊毛、綿、ポリエステル、絹(真綿)などさまざまな種類があり、特徴も取扱注意点も異なります。

羊毛布団にポリエステル、木綿布団

掛け布団は保温性が高く、吸湿・透湿・放湿性に優れていると同時に、適度に軽くて圧迫感なく体に馴染み、寝返りを邪魔しないものという条件があげられます。

掛け布団の詰め物としての理想の素材は、お手入れも楽で、優れた温度調節機能や吸放湿性を持っている天然の水鳥からとれる素材、「羽毛」です。

「羽毛は軽すぎてあまり好きになれない」という方もいらっしゃるかと思いますが、それ以外の素材だと、保温性の高い素材で知られている羊毛、ポリエステル、綿などになります。

羊毛は蒸れ感がなく爽やかに使えること、ポリエステルは埃が出来にくく衛生的であること、綿は吸湿性に優れているところがそれぞれ特徴として考えられています。

しかし、昔ながらの木綿の布団は重量があり、血行を悪くしたり、睡眠中の血圧が高くしたり、重みが邪魔になり呼吸しづらく感じさせたりすることがあるので、あまりおすすめはできません。

体の寝具の間の気候を「寝床内環境」といい、温度は33度、湿度は50%程度を保つことが快眠につながるといわれています。

掛け布団が重くて体にフィットしていないと、肩口や足元に余分な隙間ができるので、寝返りのたびに冷気を呼び込み、寝床内環境を乱してしまうことにもなります。

そのような不快感から夜中に覚醒する「中途覚醒」が引き起こされることもあり、睡眠の質は著しく低下してしまうのです。

そもそも寝具の役割とは?

快眠の大事なパートナーともいえる「寝具」とは、掛けふとん、敷きふとん、枕、毛布やカバーリング類など、睡眠に関するさまざまな用具の総称です。

掛け布団には就寝中の体を温める役割、敷きふとんには就寝中の体を支える役割、枕には睡眠時の姿勢を自然に保ちつつ首を休める役割、毛布には保温効果を高める役割、カバーリングには寝具を守る役割など、各用具にはそれぞれの大切な役割があります。

どの寝具にも共通する役割は、睡眠中の体の生理的変化に対応し、より良い眠りに導くことです。

就寝中は自分で意識的にアクションを起こすことが出来ません。だからこそ、自分が「心から安心して体を預けられる」と主観的に思える寝具を取り揃えておくことが大切だということを忘れないようにしましょう。

質の高い睡眠の実現は、質の高い健康、質の高いパフォーマンス、質の高い未来を創造する第一歩です。寝具環境を整えて、今夜から「ぐっすり」を手に入れてくださいね。

友野なお

友野なお Nao Tomono
睡眠コンサルタント
インナービューティーアドバイザー

自身が睡眠を改善したことにより、体質改善に成功した経験から、睡眠を専門的に研究。独自のメソッドに沿って就寝前の寝室、就寝中の寝具、起床後の過ごし方にこだわることで、睡眠の質が格段に上がり、体内メンテナンスができる快眠法「眠活」を考案。
順天堂大学 大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程に在籍。現在数多くの女性誌をはじめ、テレビ・ラジオ・講演・執筆など、幅広く多方面で睡眠のスペシャリストとして活躍中。

第2回「最適な睡眠時間は人によって異なる。その理由とは?」はこちら
第4回「スムーズな入眠を誘う方法ってあるの?」はこちら

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