<ドクターズインタビュー>世界で最も短い日本人の睡眠時間!?あなたにとって最適な睡眠時間とは

Interview 2015年09月18日(金)

<ドクターズインタビュー>世界で最も短い日本人の睡眠時間!?あなたにとって最適な睡眠時間とは

世界で最も短い日本人の睡眠時間

ドクターズインタビューのコーナーでは、睡眠の専門家である全国のドクターに、睡眠に関する様々なお話を伺います。今回は、大阪市立大学大学院の稲葉雅章教授に、日本人の睡眠時間についてお伺いしました。

Q 日本人は睡眠時間が短いと言われていますね。

A 他の先進国に比べて30分ほど短いです。また、ヨーロッパ諸国の平均睡眠時間が総じて8時間以上であるのに対して、日本の特に子育て世代の女性の平均睡眠時間は6時間28分とかなり短いと言わざるを得ません。

ヨーロッパでは目覚めてからベッドで過ごす時間が長いこと、日本が寝るためだけにベッドを使用することを考慮しても、実質的な睡眠時間は短いものでしょう。そして日本は睡眠の満足度も低い傾向にあります。

日本は睡眠の満足度も低い

Q 睡眠の満足度とは何ですか。

A 睡眠で得られる休養度です。わかりやすく言うと熟睡感ですね。日本人は睡眠不足を感じている人が多いのです。

働き盛りで子育て世代の30~40代で特に満足度は低く、そして睡眠時間が短いことも挙げられます。このことから、日本人は睡眠の時間にも質にも問題を抱えていると考えられます。

Q 最適な睡眠時間はありますか。

A 統計的にはおおよそ7時間から8時間といわれています。6時間を下回ると多くの人が睡眠不足を感じます。しかし7時間以上であれば良いとは言い切れません。

例え7時間以上眠ったとしても充分な休息をとれていなければ、その睡眠には問題があるといえます。逆に、日中にひどい眠気を感じずに元気に活動できれば問題はありません。

同様にもっと短い睡眠時間、例えば5時間でも満足度が高ければ、その人にとって最適な睡眠時間であるといえます。

最適な睡眠時間

Q 7時間以上睡眠がとれていないと不安になる方もいるようです。

A 睡眠にも個性があるのです。目安として7時間と考えましょう。7時間睡眠は、睡眠が短くて済む一般的にショートスリーパーと呼ばれる人には長すぎますし、睡眠時間を長くとる必要のあるロングスリーパーには短すぎます。

例え長く睡眠時間をとっても、眠った実感がなければ問題です。7時間より短くても自分がよく眠ったという感じがあれば、睡眠時間は充分にとれたと思って差し支えないでしょう。睡眠は時間と熟睡感のバランスが重要なのです。

Q 睡眠には、個人差があるのですね。

A そうです。子育て世代はどうしても睡眠時間が短くなります。環境や生活習慣など外的要因で睡眠時間は左右されます。自分はもっと長く眠りたいのに時間が確保できない、というのは典型的な睡眠の問題ですね。

このように睡眠時間を削っている実感があると、睡眠時間は長ければ長いほど良いと考えがちですが、長い時間をとっても自分のリズムに適していなければ満足度は低くなります。自分にとって適した睡眠時間を見つけ出すことが大切です。

【提供:武田薬品工業株式会社

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