あなたの体内時計はいま何時?

Medical 2015年09月16日(水)

あなたの体内時計はいま何時?

体内時計はいま何時

私たちの体の中で時を刻む「体内時計」。近年、そのメカニズムや活用法が科学や医療の研究者から注目され、研究が進んでいます。体内時計の知識は、私たちにどんなメリットをもたらすのでしょうか。

体内時計を知るメリット

私たちの中に「体内時計」がある、と聞いてもなかなかピンとこないかもしれませんが、最も実感しやすいのは睡眠でしょう。私たちは夜になると自然に休息に向かい、やがて睡眠に入っていきます。

環境や個人によって多少の誤差は生じますが、朝起きて夜に寝るという、規則正しい生活を送ることができるのは体内時計がきちんと働き、体に指令を出しているからなのです。

また、ダイエットに敏感な人には「BMAL 1(ビーマルワン)」という言葉がおなじみかもしれません。BMAL 1は、体に脂肪をため込む働きを持っているたんぱく質です。

1日の中で増減し、午後3時が一番少なく、午前2時に一番多くなります。つまり、同じものを食べても、午前2時に食べるよりも、午後3時に食べる方がより脂肪になりにくいのです。このBMAL 1の性質を知って食事や間食をコントロールことはダイエットに有効とされています。

知りたいのは体内時計の「時刻」

このように体内時計を自分の生活に活用するために、一つ重要なことがあります。それは、「体内時計の時刻を知る」ということ。実は、人間の体内時刻には個人差があり、朝型と夜型では、約5~6時間の差があるといわれています。

夜勤やシフトワークなどでライフスタイルが変わってくると、さらに差が大きくなります。体内時計を利用したダイエットもその人の体内時計に合った時間で実行しなければ効果が得られません。

どうしたら体内時刻を知ることができるのか・・・。まだ一般適用はされていないものの、その研究は着々と進んでいます。

毛根や血液から体内時刻を知る

まず、血液を採取してから体内時刻を知るという方法が研究されています。これは、理研の発生・再生科学総合研究センターの上田泰己研究員らが2012年に発表したものです。

同グループでは、3人の被験者から血液を採取し、24時間周期で量が変化する血液中の代謝産物を抽出し、これをもとに、指標となる「分子時刻表」を作成。

さらに、この時刻表のデータが有効であることを、6人の被験者による実験で証明しました。1日2回の採血という簡便な方法で、体内時計の時刻を推定できる方法が確立しました。

また、山口大学時間学研究所教授・明石真氏は、頭髪やひげの毛根の中に「時計遺伝子」の細胞があることに着目。3時間おきに頭髪やひげを採取し、時計遺伝子の活動状況を調べることで、より簡易に、精度の高い体内時刻を測定できることが分かりました。

これらの方法は、まだ一般化はしていません。しかし、研究が進んで私たちが自分の「体内時刻」を簡単に知ることができるようになれば、健康管理をしやすくなったり、もっと効果的な医療サービスを受けられるようになるでしょう。

また、海外旅行で時差ぼけにならないような対策をしたり、忙しいときの睡眠のとり方を工夫したりと、より快適な生活ができるようになるかもしれません。

【提供:武田薬品工業株式会社

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