不眠症状に効果的なのは睡眠薬? それとも生活指導?

Medical 2015年09月06日(日)

不眠症状に効果的なのは睡眠薬? それとも生活指導?

photo by www.audio-luci-store.it

不眠症で病院にかかったとき、最初の診察では睡眠薬を処方されましたか? それとも生活指導を受けましたか? 今の不眠症治療の現場では何が重視されているのか、日本とアメリカの医療現場を比較しご紹介し、これからの不眠症治療を考えてみましょう。

成人の約30%に不眠症

成人の約30%に不眠症状があると言われている日本ですが、睡眠薬を服用している人はどれぐらいの割合だと思いますか? あるデータによると、成人の20人に1人、およそ5%が睡眠薬を服用しているそうです。

これが果たして多いのか、少ないのかは定かではありませんが、日本の病院は、不眠と聞くと比較的容易に睡眠薬を処方する傾向があるようです。

その実態を調査するために行われた医師を対象としたアンケートによると、不眠を訴える患者への初回対応は、大きく分けて3つあることが分かりました。

初回対応で用いられる3つの方法とは?

3つの方法とは、①睡眠薬を処方する(約36%)、②生活指導を行い、睡眠薬を処方する(約34%)、③生活指導を行う(約27%)、というもの。

このデータからは2つのことを読み取ることができます。ひとつは約7割(①+②)が初回対応の段階で睡眠薬を処方していること。もうひとつは、約6割(②+③)が生活指導を初回から行っていることです。

約7割が睡眠薬の処方を受けているという調査結果から、「比較的容易に睡眠薬を処方している」という傾向が裏付けられたとも考えられますし、約6割が生活指導を行っていることからは「睡眠薬を処方すれば、それで良し」とは思ってていないと考えることもできます。

アメリカではどうなっている?

ちなみに、アメリカの睡眠医学会(AASP)では「成人の慢性不眠患者への一次治療として睡眠薬の使用を避ける」ことがガイドラインに示されているそうです。これは、必ずしも薬を使うことがいけないというわけではなく、薬を処方する前にまずは不眠の原因がなんなのかきちんと探ろうという考え方に基づくもの。

もしかしたら何か睡眠が妨げられるような病気が隠れているかもしれませんし、生活習慣のなかに、不眠を引き起こす原因があるのかもしれません。その原因が見つかったなら、薬を処方するよりもその改善を目指す必要があるという考え方です。

日本でも、上記のように最初の診察から生活指導を行う医師が6割いるということなので、今後も生活指導を優先する病院が増えていくかもしれませんね。

photo by www.audio-luci-store.it

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

「休日の寝だめで睡眠不足を解消!」 これはなぜよくないのでしょうか?

正解はこちら

快眠キュレーターが厳選!!「快眠グッズ」

睡眠用たわし,悟空のきもち
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
Nelture
ネムジム食堂