最新情報! 睡眠時無呼吸症候群と高血圧の関係って?

Medical 2015年09月03日(木)

最新情報! 睡眠時無呼吸症候群と高血圧の関係って?

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高血圧なんて自分には関係ない、他人事だと思っている人は多いのではないでしょうか。でも、自分では気づきにくい睡眠時無呼吸症候群の症状が出たときに急激に血圧が上昇している可能性もあるのだそうです。

高血圧と睡眠時無呼吸症候群

今年6月、オムロンヘルスケアと自治医科大学は共同研究の結果として、睡眠時無呼吸症候群と高血圧との関係について新たな事実を発表しました。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が一定時間止まってしまう病気のこと。これが血圧を上昇させ、心臓に大きな負担をかけるということが指摘されていました。

今回の共同研究で明らかになったのは下記の2点。

1.睡眠時無呼吸の重症度や夜間血圧の平均値が同等の場合でも、睡眠時無呼吸による血圧上昇の程度には個人差がある。

2.夜間血圧の平均値が正常に見えても、睡眠時無呼吸が発生したときには、200mmHg以上に血圧が上昇する危険なタイプの高血圧がある。

睡眠時無呼吸時の血圧を測定できるようになる!?

急激な血圧の上昇は心臓病などのリスクを高めると言われています。今回の実験で、睡眠時無呼吸による血圧の上昇は、寝る前に降圧治療を行うことで抑えることができることもわかったそうです。

オムロンは、今後さらに研究を進め、「睡眠時無呼吸を検知する血圧測定を始める試作機」を改良していき、2015年度中に製品として販売をスタートする予定としています。

ちなみに、夜間高血圧の原因の1つは「メラトニンの分泌量の低下」と考えられていて、睡眠ホルモンとも呼ばれる眠りを誘引する物質、メラトニンの分泌量が低下することで体内時計が乱れ、高血圧の原因になるという説があるそうです。

重病のリスクも…

実際に、メラトニンを高血圧の患者さんに寝る前に投与したところ、血圧が下がったという報告も。高血圧で、かつ「眠れない」という方は、メラトニンの分泌量低下による体内時計の乱れが原因の可能性もあるので、早めにお医者さんに相談するようにしましょう。

夜間に血圧が上昇する、または夜間に血圧が低下量しにくい人は心筋梗塞や脳卒中のリスクが高いとも言われています。さらに、睡眠不足の状態が続くと要注意です。

普段、ほとんど気にすることのない血圧ですが、重病を招く一因にもなりかねません。健康診断の結果などは、注意して見るようにしましょう。

photo by pixabay

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