お昼寝大国スペインが今揺れている!シエスタは廃止になるの?

Lifestyle 2015年09月01日(火)

お昼寝大国スペインが今揺れている!シエスタは廃止になるの?

シエスタは廃止になるの?

昼寝が公認されている夢の国スペイン

昼食を食べた後に、ついウトウトしてまって上司に注意されたことはありませんか? 海外には昼寝を社会的に公認している国があるんです。それはお昼寝大国スペインです。一年を通して14~17時の3時間が「シエスタ」 とされていますが、実際には昼食と昼寝を含めた長い昼休みということになります。

スペインのバレンシア州アドール市では2015年7月に市長が公式宣言として「シエスタの実施」と「14~15時の間は大人だけでなく子どもも室内で静かにすること」を提案 し、実質的な義務となりました。

それほどまでにスペイン人の重要な習慣であるシエスタは、健康維持のためだけでは終わらず、なんとシエスタを競う大会が開催されました。

ショッピングモールでお昼寝大会!?

シエスタの大会は2010年に「全国シエスタ同好会」の主催でマドリードのショッピングモール内にて行われました。採点基準は「寝つきの速さ」「いびきの音量」「寝相の独創性」「目を引く寝巻を着ているか」の4つ。

優勝した62歳の男性は20分間という制限時間の中で17分間の昼寝に成功し、40回のまばたきと、人の話し声程度のいびきをかく好成績を収め、お昼寝大国の英雄となりました。優勝賞金は1000ユーロ(日本円で約14万)となかなかの大金です。

このイベントは「昼寝は健康的で素晴らしいものであることが多くの人に知れ渡りぜひ実践して欲しい」という願いと「年々薄れているシエスタ文化の復活」を目的に10日間開催されました。

シエスタ文化が薄れている原因として、シエスタがスペイン人の夜型生活を実質後押しており、その結果スペインの経済状況悪化による生活水準の低下 に繋がっていると考えるスペイン政府が、シエスタ文化の縮小を目指していることが大きな原因と考えられます。

3時間だった昼休みが40分に削減?

スペインは経済成長に伸び悩み、失業率も高く、危機感が日々高まっている状況です。
そこで政府は、シエスタによる生産性低下の打開策として2つ提案しています。

  1. 「政治的な理由からグリニッジ標準時よりも1時間早く設定していたスペインの標準時をもとに戻し、周辺国と同じような経度に沿った標準時にすることで、太陽の動きと生活リズムが連動した生活習慣を目指すこと」
  2. 「9~17時を標準的な労働時間と定めること」

この実質的なシエスタの廃止案に加えて、労働時間合理化委員会は「昼休憩を40分以下に」 という厳しい目標を示しています。

前例として、2006年にスペインの公務員制度でシエスタが廃止 、マドリードの市役所では2010年に終業時間を19時から17時に変更 したことで休憩は昼休みの1時間程度のみという事実上のシエスタ廃止に踏み切りました。

近年シエスタは縮小へ向かっており、都市部ではあまり実施されなくなりましたが、特に夏場の日差しが強く昼間の労働が厳しい南スペインなどでシエスタが実施されています。

スペインではシエスタが廃止されている一方で、実は日本でも過去に実施された事例がいくつかあります。実施までには様々な意見があったようですが、どの事例も「健康的で仕事の効率が良くなった」「家族との時間に利用できた」など良い効果があったことは確かです 。

日本におけるシエスタの認識率の低さや、他企業との連絡不通が起きるなどの導入リスクはありますが、健康的で生産的な生活を目指して実施するメリットはたくさんあります。

徐々に日本でも普及し、優雅なお昼休みができる日が来てほしいものですね。

photo by girl_onthe_les

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