赤ちゃんを守る! 妊婦さんの睡眠時無呼吸症候群には要注意

Health & Beauty 2015年08月03日(月)

赤ちゃんを守る! 妊婦さんの睡眠時無呼吸症候群には要注意

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なかなか気づきにくい病気といわれる睡眠時無呼吸症候群。でも、気づかなかったではすまされないこともあります。特に、自分の体だけでなく、身ごもっている赤ちゃんにまで悪影響が及ぶとあれば……。ぜひ、妊婦さんとそのご家族はチェックしてみてください。

妊婦さんは特に気をつけたい睡眠時無呼吸症候群

最近、妊娠したという方は一度、睡眠時無呼吸症候群の有無を検査してみたほうがよいかもしれません。というのは、妊婦さんが睡眠時無呼吸症候群になると、母体だけでなく、胎児にも影響が及ぶといわれているからです。

愛知医科大学の塩見利明教授らが、妊娠中の睡眠時無呼吸による低酸素血症が胎児に及ぼす悪影響を調べる研究を行ったところ、40歳未満の女性の睡眠時無呼吸症候群患者さんのなかで、妊娠の経験のある11名のうち4名に反復流産、2名に早産、4名に発達障害が認められたそうです。なお、この11名の方のうち10名は高度の肥満で、8名は重度の睡眠時無呼吸症候群でした。

睡眠時無呼吸症候群とは、夜中に一時的に呼吸が止まってしまう病気のことで、眠りが浅くなるため、日中に強烈な眠気に襲われることがあります。それだけでなく、心筋梗塞や不整脈、脳血管障害などを引き起こすリスクが高まると考えられています。

睡眠時無呼吸症候群は肥満体質の人に多いといわれているので、妊娠中に急に太ったという人は、特に注意が必要です。

胎児にも悪影響が

妊婦さんが睡眠時無呼吸症候群になると、胎児に酸素がいきわたらなくなる危険があるといわれています。そうなると、発育に悪影響を与える可能性が高まるので、妊婦さんの家族の方で、妊婦さんが睡眠中に大きないびきをかいていたり、無呼吸の状態が続くのを感じているのであれば、早めにお医者さんに相談するようにしましょう。

症状としては他にも、朝起きると頭が痛い、口が渇く、胸やけがするなどがあります。まわりの人は、元気な赤ちゃんを産んでもらうためにも、ぜひ注意して見てあげてください。

一般的に、病院で診察する際は、無呼吸の状態が10秒以上続く、または、呼吸が浅くなる低呼吸の状態が1時間に5回以上認められる場合に睡眠時無呼吸症候群と診断されるそうです。

お相撲さんも愛用しているCPAP

睡眠時無呼吸症候群の治療にはCPAP(シーパップ)と呼ばれる、空気を送り込んで気道を確保する鼻マスクを使うことが多いようです。

CPAPは基本的に病院からのレンタルで(1カ月で約5,000円)、自宅で寝る前に自分で着用します。使用したら久しぶりに熟睡できたという患者さんも多数いるのだとか。装着方法も特に難しくありません。

ちなみに、相撲の力士のなかにも愛用者が多いとニュースで報道されていました。CPAPを使うのと使わないのとでは、翌日の体のキレが違うという記事も。

睡眠時無呼吸症候群は本人では気づきにくい病気です。健康な赤ちゃんを生むためにも、一度寝ているときに不審な点はないかまわりの人に聞いてみてはいかがでしょうか?

photo by pixabay

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