早食いのひとは老ける!? “噛んで唾液”でアンチエイジング!【宝田恭子先生のアンチエイジング カラダジム】

Health & Beauty 2015年08月01日(土)

早食いのひとは老ける!? “噛んで唾液”でアンチエイジング!【宝田恭子先生のアンチエイジング カラダジム】

“噛んで唾液”でアンチエイジング

見た目をより若く、しかも美しくと考えるあなた、日々の食事の食べ方のちょっとした改善で、アンチエイジングが大きく変わるのです。“歯科医視点のアンチエイジング”で全国での講演、書籍出版、テレビ出演と活躍する宝田恭子先生にお話を伺いました。

アンチエイジングの大敵 “活性酸素”をふせぐには?

――老化の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
宝田先生:老化を促進させる原因の一つに、体内の活性酸素があります。たばこや化学物質、ストレス、紫外線などが原因で活性酸素は増加しますが、増えすぎると正常な細胞の機能にダメージを与えます。シミやシワもこの活性酸素の過剰が原因の1つと考えられています。

――活性酸素はどうしたら防ぐことができるのでしょうか
宝田先生:実は、唾液のなかに活性酸素を分解し無毒化させる酵素が含まれています。唾液は、食べ物を飲みやすくするなど、摂食に重要な役割を果たします。唾液をたくさん出して、食材にしっかり絡めて、嚥下することが、過剰な活性酸素の抑制につながるのです。

“活性酸素”をふせぐには

“唾液”を出すには、しっかり“噛む”こと

――唾液を出すためには、どうしたら良いのでしょうか。
宝田先生:食事の際に食べ物をしっかりよく噛むことです。日本歯科医師会では、食べ物を口にいれたら30回噛むことを推奨しています。そして、食べるときの姿勢にも気をつけてほしいです。

さらに食べる時の姿勢が悪いと、奥歯できちんと噛むのではなく、前歯で噛み、水分をとって食べ物を体内に流し込むようになりがちです。これを続けると唾液の分泌量がどうしても減ってしまうのです。

“唾液”の分泌には、食事の時の正しい“姿勢”が大事

――どうしたら、食事の際の正しい姿勢やしっかり噛むことができるようになりますか。
宝田先生: 咀嚼トレーニングをおすすめします。まずは、姿勢を良くするためにお尻をギュっと閉めます。そのまま、ご飯を食べるときにかかとをグッと上げて、1、2、3、4、5と片側で咀嚼したあとそっと、かかとを下ろし全身リラックスリラックスしている間に反対側に食材を舌で移して、また同じアクションを行います。

左右で10回噛めたら、同じようにあと2セット行うとトータルで30回噛むことになります。1秒に1回噛むくらいのゆっくりペースで食事中に1回だけ行ってみましょう。その後ゆっくりと飲み込みます。

私の周りに、80歳近くでもとびきり若いひとたちがいてなんでだろうと聞いてみると、やはり食事の姿勢に秘密があるようなのです。このひとたちは、戦前教育で食事のときに脇の下と膝を閉めて、前屈みにならずに、姿勢良くと家庭の中でしつけられたそうです。

戦時中、宝田歯科医院のある江戸川区小岩も空襲がありましたが、この姿勢だと空襲警報が鳴るとすぐに逃げられたのだそうです。

食事の時の正しい“姿勢”

――噛むことや食事の姿勢は大事なのですね。
宝田先生:若い人で朝は、スムージーで昼はスープといった手軽な食生活を好む人がよくいますが、アンチエイジングという観点ではあまりおすすめできません。やっぱり噛む機会を増やしたほうが良いと思うんです。

宝田歯科医院の患者さんで高齢でも若々しくいる人の食生活を聞いてみると、やっぱりたくさん噛んでいます。おやつにもナッツや昆布を食べていたりします。

きちんと噛んで飲むことを習慣にしていると、唾液がたくさん出ることはもちろん、その所作も美しく、口元や頬の筋肉が鍛えられ、年齢を重ねてもいつまでもおいしく食事をとることができます。

“唾液”がアンチエイジングと美容に果たす役割

――唾液は普段意識しないけれど、とても重要だということが分かりました
宝田先生:そうですね、唾液は美容や健康を促進させるうえで、非常に重要な働きをすると言えます。唾液には消化酵素が含まれていて、食べ物に含まれる脂質やでんぷん、糖を体に吸収されやすい形に分解し、腸に届ける役割も果たします。

唾液が十分にあると、腸や体に負担をかけずに消化することが可能になるのです。こうして腸の調子が良くなると、肌の艶が出てきて、いつまでも若々しくいることができるようになるのです。

若さと美しさのために、ぜひ正しい姿勢できちんと噛んで食べて唾液を分泌する習慣を心がけてみてください。

5つの姿勢がキレイをつくる
『5つの姿勢がキレイをつくる』 美人時間ブック
2015年7月17日より発売
宝田 恭子著

【プロフィール】
宝田歯科医院 院長
日本アンチエイジング歯科学会常任理事

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