睡眠不足が便通の良し悪しに影響する? その原因とは

Medical 2015年07月28日(火)

睡眠不足が便通の良し悪しに影響する? その原因とは

young african nurse comforting female patient

便秘に悩む女性は少なくないと思います。便秘や下痢などの過敏性腸症候群は、消化器科を受診する人の 1/3から1/2が患っているといわれるほど日本人に多い病気です。じつは、腸の状態と睡眠には密接な関係があると考えられているのです。

過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群という病気があります。これはレントゲンや内視鏡で腸に異常が見られないのに便秘や下痢、腹痛などが長期間続くというもの。先進国に多い病気といわれていて、日本人の10~15%がこの病気にかかっているというデータもあるのだとか。

20~40代で発症することが多く、さらに男性よりも女性の患者のほうが約1.5倍多いという特徴があります。便秘型、下痢型、交代型と3つのタイプがあるなかで、女性は便秘型、男性は下痢型が多いといわれています。

ストレスが症状を悪化させるという報告があり、免疫異常が関わっている可能性もあると指摘されているそうです。

睡眠不足が影響している

なぜ、冒頭でいきなり過敏性腸症候群という、睡眠とは一見何の関係もなさそうな話題を出したかというと、過去にこの病気と睡眠の間に明確な関係性を示す実験結果が発表されているからです。

過敏性腸症候群の人は健常者とくらべて、「日中の眠気が強い」「睡眠リズムが不規則」「睡眠不足ぎみ」「悪夢を見ることが多い」という結果が出たのだそう。つまり、この病気の患者は、「睡眠の質がよくない」ということです。

これだけ聞くと、過敏性腸症候群のせいで睡眠障害が起きているのでは?と思われるかもしれません。でも、そうではなく、睡眠の質が悪いから過敏性腸症候群になっているようなのです。

早寝を心がけよう!

腸のぜん動運動は、自律神経のひとつである副交感神経によって調整されているため、神経のバランスが崩れるとぜん動運動が弱まり便秘になってしまいます。そして、このバランスを崩す原因が、睡眠不足なのだそうです。

睡眠改善のためにまず行っていただきたいのが「普段より30分早く寝床に入ること」です。1時間早くとなると難しいですが、30分ならできそうな気がしませんか? これだけでも睡眠時間を30分延ばせ、睡眠不足解消に1歩前進です。

そしてもうひとつが、「寝る前には何も食べないこと」です。私たちの体は、寝ている間の分のエネルギーを貯め込もうとするため、一日のなかでも寝る前の時間に食欲がもっとも増えるようになっています。しかし胃に食べ物が入った状態で寝てしまうと、体が休まらず睡眠の質が低下することに。それを防ぐために、寝る前には何も食べないようにするのが大切なのです。

ここ最近お腹の調子が良くないという方は、今一度、日々の睡眠を見なおしてみてはいかがでしょうか。

photo by James Palinsand

 

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