美人習慣を身につける! 3つの「ホルモン」がカギ!

Health & Beauty 2015年07月21日(火)

美人習慣を身につける! 3つの「ホルモン」がカギ!

美人習慣を身につける!3つの「ホルモン」

美しくて、しかも“健康的なオーラ”を放つ美人があなたの周りにもいるはずです。健康的で女性らしい美しさは、どのようにしたら身につけることができるのでしょうか?

“女性らしい健康美”をつくるのは、女性の「リズム」を意識した習慣なのです。そしてそのカギを握るのが、私たちの身体の中で調整役を果たしている「ホルモン」の存在です。

ハーバード大学の客員教授であり、内科学、抗加齢医学など多岐にわたる研究で国際的な活躍をする根来秀行先生にお話をうかがいました。

根来秀行先生

ホルモン(1):女性らしさと健康的な美をつくる「女性ホルモン」

――ホルモンは女性の身体にどのような影響を与えているのでしょうか。

根来先生:女性の身体を女性らしくしているホルモンは、主に「エストロゲン」「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンの働きによります。この2つのホルモンは、一定の周期でそれぞれの分泌量のバランスを変えながら、女性の身体に作用しています。

根来先生:エストロゲンは生理の終わりから排卵日に向けて多く分泌され、女性らしい身体をつくります。エストロゲンの分泌が多い時期は、身体や心、お肌の状態も安定します。

一方、プロゲステロンは排卵日以降に分泌され、妊娠を助けるホルモン役割を担う大切なホルモンです。プロゲステロンの分泌が多い時期は、身体が栄養や水分を蓄えようとし、むくみがちになります。

この時期にはエストロゲンの分泌量は減っていくため、気分が落ち込んだり、肌荒れが起きやすくなったりします。体調がすぐれない時は、無理をせずリラックスして過ごすとよいでしょう。

30代がホルモンの曲がり角

――女性の「美」も「健康」もホルモンに守られているのですね。

根来先生:そうですね。ただし、女性ホルモンの分泌は年齢とともに変化していくということをよく覚えておかなければなりません。

一般的に、ホルモンの分泌量は20代がピークです。30代から徐々に低下し始め、40代では半分、40代後半から劇的に減少が始まり、60代では4分の1ほどになってしまいます。

特に、40代後半以降は、エストロゲンの分泌量が減ってくるため、シミやシワが増えてしまったり、女性特有の病気にかかりやすくなったりと、身体が大きく変化します。

女性ホルモンをサポートする「DHEA」

ホルモン(2):女性ホルモンをサポートする「DHEA」

――女性ホルモンの減少は防げないのでしょうか。

根来先生:減少のペースを多少コントロールしたり、ほかのホルモンの働きで身体をカバーすることは可能です。例えばエストロゲンは、脂肪を原料とするため、痩せすぎにならないようなコントロールが大切です。

また、さまざまな性ホルモンを司る「DHEA」というホルモンがあります。このホルモンはエストロゲンと同様、あるいは、それ以上にアンチエイジングの働きもあります。

DHEA も年齢とともに減少していきますが、DHEAを無駄遣いしないようにすることで、エストロゲンが減ったときにカバーをしてもらえます。

――ホルモンを無駄遣いしないためにはどうすればいいのでしょうか?

根来先生:「DHEA」の例でお話ししましょう。まず、ストレスによって多く分泌されるコルチゾールというホルモンがあります。

このホルモンは過剰分泌されると身体に有害となりますが、その場合に「DHEA」が分泌され、このコルチゾールを抑制して身体を守ります。つまり、ストレスの多い生活をしていると、この「DHEA」がコルチゾール抑制のために浪費されてしまうわけです。

――ホルモン同士で複雑に関連しあっているのですね。

根来先生:ホルモンは私たちの身体をコントロールする二大制御機構の一つで、身体を制御すると同時に、身体からの信号をもとに臨機応変に動きます。

また、ホルモンはいくつかのホルモンの連携の中で働きます。あるホルモンの無駄使いを減らすには、身体をトータルで考えた、身体によい食事や運動、過剰なストレスの予防が大事です。また「DHEA」に関していえば、筋肉を鍛えることで分泌を増やすこともできます。

睡眠ホルモン

ホルモン(3):美容とアンチエイジングの「睡眠ホルモン」

――女性の身体に影響の大きいホルモンは他にもありますか。

根来先生:アンチエイジング効果があり、女性の美容にも大きく貢献するのが「睡眠ホルモン」である「メラトニン」と「成長ホルモン」ですね。この2つのホルモンは、睡眠中に強力な力で免疫力アップと体の修復を行います。特に「メラトニン」には強い抗酸化作用があり、しみ、しわ等も防ぐ効果もあります。

――「メラトニン」や「成長ホルモン」をきちんと分泌させるためには、どういったことに気をつければ良いのでしょうか。

根来先生:深い睡眠をとることが重要です。だからといって、いつでもいいから眠ればよい、というわけではありません。「メラトニン」は体内時計と連動していて、朝が近づけば近づくほど分泌量が少なくなってしまいます。

また、光にとても敏感で、光によって抑制されます。一方、「成長ホルモン」は、睡眠に入った直後の深いノンレム睡眠のときに大量分泌されます。

一番深いノンレム睡眠が出現するような睡眠をとることが重要です。つまり、「メラトニン」と「成長ホルモン」の分泌がピークを迎える時間がそろうと効果は倍増します。

こうしたことを考慮すると、毎朝6時ないし7時に起きて、夜11ないし12時に寝て、7時間睡眠を確保することが、これらのホルモンを有効活用するためには重要といえます。

一方で、就寝時間が遅くなればなるほど、また、起床時間ぎバラつくと、この2大ホルモンの効果が薄くなってしまいます。

――ここでも、リズムを意識した生活が重要になってくるのですね。

根来先生:体内時計に連動しているホルモンは、「メラトニン」のほかにもありますし、またホルモンだけでなく、自律神経も体内時計と連動しています。

この働きを無視した生活をしてしまっては、せっかく体に備わった機能が正常に働きません。私のところを訪れる患者さんには、まず生活のリズムをつくるようにアドバイスをしています。

起きる時間を一定にして、食事をできるだけ決まった時間にとるというところを基点にし、「リズム」をどうやって自分の身につけるかが重要です。何歳からでも遅くないのでぜひ実践してほしいです。

「リズム」を意識しホルモンを整えるのが、美の近道

――ホルモン分泌の整っている女性は美しいということですね。

根来先生:女性の中には、ダイエットをして美しくなるために食べない、運動しないという人がいますが、それでは身体のバランスをくずしてしまいます。ホルモン分泌を保つためには、身体のバランスが重要です。生活の「リズム」を整え、身体本来の力を引き出すことが健康美だと思います。

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