口臭の悩み“唾液”に原因あり!? 「口」ストレッチが効く【カラダジム】

Health & Beauty 2015年07月14日(火)

口臭の悩み“唾液”に原因あり!? 「口」ストレッチが効く【カラダジム】

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歯磨きはしっかりしていても、なぜか気になる口臭!?実は、口臭予防は、「唾液」がカギを握っているとのこと。「口」ストレッチを推奨する日本大学歯学部教授 植田耕一郎先生にお話を伺いました。

植田 耕一郎
植田 耕一郎(うえだ こういちろう)
日本大学 歯学部歯学科 摂食機能療法学 教授

気になる口臭の原因は?

――口臭は、なぜ発生するのですか?

植田先生:口臭の原因には、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の表面につく苔状のものと歯周病が考えられます。舌苔や歯周病部分には細菌が生息しています。この細菌が、食べ物に含まれるたんぱく質やアミノ酸を分解し、腐敗させて口臭を発生させます。

口臭を防ぐ秘けつとは?

――どうしたら口臭を防げますか?

植田先生:実は、この口臭を抑える役割をするのが唾液なのです。唾液には口の中を洗浄する機能があります。また、唾液に含まれる炭酸・重炭酸・リン酸などが細菌の異常な繁殖を抑える役割をはたしています。

――唾液が分泌すると口臭が防げるということでしょうか?

植田先生:そうです。「食べる」「話す」「呼吸する」「表情をつくる」の4つの行動を行うことで唾液が多く分泌されます。ただ、これらを日々意識して生活をしろというのは、なかなか難しいことです。そこで私が推奨しているのが「口」ストレッチです。

感情を入れながらの「口」ストレッチが効く

――具体的に教えてください。

植田先生:唇をとがらせたり、頬をふくらませたり、すぼめたり。これらの簡単な口のストレッチで、唾液の分泌が促されますが、これに感情を組み入れることで一層の効果が期待できます。「口」ストレッチには、「微笑み口」「大笑い口」「怒り口」「大泣き口」などがあります。これらは、実際に嬉しい、悲しいといった場面を想像しながら、感情を入れてストレッチするのがコツです。

――感情が大事なのですね

植田先生:最近の研究では、表情をつくることが心身に影響を与えると言われています。

「笑顔」が脳に伝達され、実際に楽しい、嬉しいと本当に思えるようになるのです。意図的に作った表情であっても喜怒哀楽の感情が生まれるとリラックス効果につながります。リラックスすると副交感神経が優位となり唾液も十分に分泌され、ごはんもおいしくなり、されに唾液が増加する。これにより口臭も防げるという好循環を生み出します。

ストレスが口臭を招く

――唾液が減ると口臭は発生しますか?

植田先生:リラックスして副交感神経が優位のときは、さらさらとした唾液が十分に分泌されます。いっぽう、緊張しているなどのストレス状態では、交感神経が優位となります。唾液も、ネバネバとしてきて分泌量も少なくなります。例えば、プレゼンテーションの前など、緊張しているときに口臭が気になることが多いと思いますが、それは、唾液の分泌量が減少しているからなのです。

口臭が気になるなら、唾液の効果や仕組みを理解することが大事です。唾液を十分に分泌させるためのちょっとした工夫をすることで、口臭は改善されるかもしれません。

「口」ストレッチの詳細が掲載されています。
「長生きは『唾液』で決まる!」植田耕一郎 講談社+α新書
長生きは「唾液」で決まる!

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