ディジュリドゥって? 管楽器で睡眠障害のリスクを減らす!

Medical 2015年06月23日(火)

ディジュリドゥって? 管楽器で睡眠障害のリスクを減らす!

photo by pixabay

インドとスイス。全く違う場所で発表された「管楽器の演奏と睡眠時無呼吸症候群の関係」。今回はそれぞれの研究がどのようなものなのかをご紹介します。もしかしたら、将来、睡眠障害の治療方法に管楽器の演奏が追加されるなんてことも?

管楽器が睡眠障害のリスクを減らす?

インドのある研究者が「管楽器を演奏することで睡眠時無呼吸症候群のリスクを減らす可能性がある」と発表しました。管楽器とは吹き込んだ空気の振動によって音を出す楽器の総称で、フルートやサックス、トランペット、オーボエなどのことを指します。

そして、睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まってしまう病気。呼吸が止まったとき、私たちは息苦しさを感じ目が覚め、呼吸を再開します。そして、また眠りに落ち、しばらく経つと再び呼吸が止まり……この繰り返しにより、深い睡眠をとることができなくなります。

睡眠時無呼吸症候群になると、血中の酸素濃度が下がるので、それを補おうと心臓の働きが強まり、高血圧になりやすいと言われています。また、心筋梗塞や動脈硬化を引き起こすこともあるそうです。

上部気道の筋肉がポイント

研究では管楽器の演奏者と演奏をしない人の肺機能について比較をし、演奏者のほうが閉塞性睡眠時無呼吸の発症リスクが低いという結果が出たそうです。

研究者によると、この理由は「管楽器の演奏者は演奏の際に上部気道の筋肉を使っていて、その筋肉が強化されているため」だそう。ただ、この研究は数十人規模のデータによる考察でしかないので、理論を確立するためには、より大人数を対象に研究を行い、データをとる必要があります。

この理論が証明されれば、睡眠時無呼吸症候群の患者に管楽器の演奏を勧める、なんていう治療法が出てくるかもしれませんね。

ディジュリドゥとはいったいどんな楽器?

実は、この管楽器と睡眠時無呼吸の関係性が示された研究・発表は今回が初めてではありません。すでに、2006年、スイスの研究者が「民族楽器を演奏したところ閉塞性睡眠時無呼吸に改善がみられた」と発表しているのです。

この民族楽器はオーストラリアの先住民族アボリジニーのディジュリドゥという木管楽器で、これも息を吹き込んで演奏する管楽器です。被験者が毎日、ディジュリドゥを練習していたら、鼻で息を吸いながら音を出し続ける循環呼吸の方法を体得したそう。そして、研究者によると、演奏の練習開始から4カ月後に被験者の睡眠時無呼吸に改善がみられたということです。

木管楽器による治療法が始まる日も遠からず、かもしれません。

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