『休薬』を視野に入れた導入を! 不眠症の薬物療法

Medical 2015年06月22日(月)

『休薬』を視野に入れた導入を! 不眠症の薬物療法

photo by planetlight

眠れないときは睡眠薬に頼りたくなるけれど、その半面、一度飲んだらずっと飲み続けなければならない、またはやめられないのではないかという不安もありますよね。不眠症治療のガイドラインには『休薬』を前提とした治療の重要性が記載されているそうです。

不眠症治療のゴールはどこ?

日本睡眠学会では不眠症治療の最終的な治療のゴールを「睡眠薬を休薬すること」としているそうです。そのため、ガイドラインに明示された治療のアルゴリズムによると、不眠症が寛解したら「休薬トライアル」に入るのが治療の手順なんだそうです。

「不眠症が寛解した」という判断は、ある医師によると「夜間の睡眠と日中の生活の質が改善し、さらに、患者が適切な睡眠習慣と眠れる自信をもった時点」と定義されています。つまり、不眠症は複合的な要素から判断する必要があるということです。

また、治療開始時に睡眠薬を処方することは、布団に入っても眠れないという悪循環を断ち、眠ることへの自信をつけるうえで役に立つと言われています。

休薬が前提の薬物療法を

不眠症の治療では、開始時に睡眠薬の服用は効果的だけれど、症状が寛解したら休薬をするという前提で睡眠薬を使う必要があります。

ただ、ここで問題なのは、最初に睡眠薬を服用するのは簡単でも、不安や依存からなかなか休薬ができなくなるということ。たとえ薬の量を守っていても、半年ほど経つと「薬なしでは眠れない」と患者が訴える「常用量依存」と呼ばれるものが起こることもあるそうなのです。

また、睡眠薬の種類によっても、休薬しやすいものと、しづらいものがあると言われています。

休薬しやすいもの、しづらいもの

一般的に、「抗不安作用が強力な薬剤ほど休薬しづらい」と言われています。ある医師の話では、トリアゾラムやエチゾラムは休薬しづらく、ブロチゾラムやリルマザホン、ゾピクロンは、比較的休薬しやすいのだそう。

ただ、これはあくまで一般論で、体質や症状によって睡眠薬の服用方法は異なります。また、睡眠薬は日々、新たなものが生まれているので、情報もどんどん刷新されています。

専門知識がないのに、勝手な判断で薬を飲んだりせずに、不眠の症状がある場合は早急にお医者さんに相談しましょう。

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