「生活習慣病である」と自覚することから不眠症治療はスタート

Medical 2015年06月12日(金)

「生活習慣病である」と自覚することから不眠症治療はスタート

photo by pixabay

生活が乱れると体調や肌の調子など、さまざまなところに影響が出ますよね。実は、生活の乱れが不眠症にも繋がる部分があるのだそうです。生活の乱れは睡眠の乱れ――どういうことなのか、じっくり見ていきましょう。

不眠症患者の睡眠習慣

あるデータから、睡眠薬による不眠治療を受けている人の2/3が「途中で目覚めてしまう」などの症状が続き、治療に満足していないということがわかったそうです。

それは、不眠症患者がもつ「誤っている睡眠習慣」がそのまま残ってしまっているからだと考えられています。不眠症を長く患うと、睡眠習慣はどんどん乱れていき、結果的に睡眠薬の長期服用ということに繋がっていくのだとか。

つまり、「慢性の不眠」という状態は不眠症というよりも「生活習慣病」とも考えられ、その原因である「不眠を慢性化させている生活習慣」を改める必要があると言われているのです。

不眠症治療のガイドライン

厚生労働科学研究班・日本睡眠学会ワーキンググループが策定した「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」では、不眠症の治療は他の生活習慣病と同様に、まずは非薬物療法(生活指導など)を行い、改善が不十分の場合に薬物療法に進むという診療手順が示されています。

具体的には3つのステップで診断を進めるそうです。

■第1ステップ 病状の把握と評価

睡眠効率(実際に寝ている時間÷布団に入っている時間)をチェックする。不眠症の人(特に入眠困難)はこの割合が85%以下のことが多いと言われている。

■第2ステップ 生活指導

適度な運動をしたりカフェインを控えたりすることはもちろん、「なぜ、生活習慣が乱れると不眠になるのか」、「睡眠への思い込み、誤解」などを説明することが重要。

■第3ステップ 認知行動療法

通常、医師や臨床心理士が約1時間かけて行うもの。通常の外来では実施するのが難しいと言われているが、簡易的なアプローチであれば実施可能で、効果も高い。

以上です。いかがでしょうか? 慢性的に「眠れない」と悩んでいる方がいたら、一度、生活習慣を見直してみることをおすすめします。それでも解決しない場合は、すぐにお医者さんに相談しましょう。

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