睡眠不足が食欲に影響!? 肥満を招く「空腹ホルモン」とは

Medical 2015年05月31日(日)

睡眠不足が食欲に影響!? 肥満を招く「空腹ホルモン」とは

空腹ホルモン

睡眠と食事には切っても切れない密接な関係があります。睡眠不足になると太りやすいと言われていますが、その理由は一体何でしょうか? 「空腹ホルモン」「満腹ホルモン」の実態に迫ります。

睡眠不足が体に及ぼす影響

「空腹ホルモン」という言葉を知っていますか? これは胃から分泌されるグレリンというホルモンのことで、脳の食欲中枢に働きかけて、食欲を増進する作用をもちます。グレリンに対し、「満腹ホルモン」と呼ばれるレプチンには、食欲を抑える作用があります。

そして、このふたつのホルモンは睡眠と深い関係があると言われています。

具体的にいうと、睡眠不足の状態のとき、私たちの体のなかでは、グレリンの分泌が増えて、レプチンが減るというのです。つまり、睡眠不足=太りやすい状態ということ。これはすでに海外の研究で証明されています。

その研究によると、睡眠時間が5時間の人は7~8時間の人に比べて、肥満率が50%アップ、さらに4時間未満だと73%もアップしているそうです。

太りやすくなる3つの原因

ちなみに、太りやすくなる主な原因には次の3つがあると言われています。

●睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
前述の通り、睡眠が足りていないと、脳内の「空腹ホルモン」グレリンが増えるので、普段以上に食べてしまいます。

●運動不足による消費エネルギーと代謝力の低下
デスクワークが主流の現代人は運動不足になりがちです。運動をしないと筋力が低下して、脂肪が増えます。そうすると、代謝力が落ちるので、脂肪を燃焼しにくくなり、ますます肥満に加速がかかります。

●ストレスによる自律神経のバランスの乱れ
ストレス過多な状態が続くと、自律神経が乱れてしまいます。そうすると、交感神経の働きが鈍くなり、脂肪が燃えにくくなります。

睡眠と食事の密接な関係

最後に睡眠不足を防ぐ方法をいくつか紹介します。

●朝食をとる
朝食をとる習慣をつけることで、私たちの体内時計は正常に働くようになります。体内時計が狂うと、睡眠リズムが乱れる原因になります。

●食事は就寝の2~3時間前までに済ませる
食事をとると、そこから約2~3時間ほど、胃が消化活動に入ります。一般的にその活動が終わった状態で寝るのが望ましいと言われています。

これら2つの方法からも、睡眠と食事が密接な関係にあるということがわかりますね。食事がいい加減になると、睡眠不足になり、肥満気味になる。睡眠不足になると、ホルモンバランスが崩れて食生活も乱れがちになる。どちらも適切にとれるように意識してきましょう。

Photo by Jake Stimpson

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