なぜ子どもがいびきをかくの? 本当は危険ないびきの信号とは……

Health & Beauty 2015年05月05日(火)

なぜ子どもがいびきをかくの? 本当は危険ないびきの信号とは……

いびきをかきながら寝る子ども

いびきは大人がかくもの、多くの人はそうしたイメージを持っていると思います。しかし、子どもの中にも、寝息ではなく、いびきをかく子がいることがわかっています。子どものいびきには、いったいどんな意味があるのでしょうか? いびきの原因を一つ一つ見ていきます。

子どもがいびきをかく理由とは?

子どもは基本的にはいびきをかきません。それなのに、いつもいびきをかいているというような状態であれば、下記の疾病を疑ってみましょう。

・アデノイド肥大
鼻から喉の奥にかけての上部にあるアデノイドという器官が普通よりも肥大化している状態のことを指します。これは子ども特有の病気で、原因が未だ解明されていません。そのため、誰しもが可能性があるといえるでしょう。

・扁桃肥大
扁桃腺が通常よりも大きくなる病気です。熱が出やすくなるといった症状もあります。こちらも、原因は定かではありません。

・アレルギー性鼻炎や花粉症による鼻づまり
大人のいびきの原因にもなる鼻づまりです。特に子どもは、鼻がつまりやすいです。

大人のいびきの場合には、もっと多くの原因が考えられます。また、加齢によって自然にいびきをかくようになることもあります。しかし、子どものいびきの場合はほぼこの3つの要因に集約されるのです。

「寝る子は育つ」の法則が崩壊!? いびきは良質な睡眠が取れていないサインかも

アデノイド肥大、扁桃肥大は、時間とともに改善されていくことが多いです。子ども特有の病なので、成長と共に治っていく傾向が強いのです。

また、鼻づまりには、季節性の場合もあるため、一過性のケースもあります。しかし、「そのうち治る」とたかをくくることはオススメしません。過度のいびきや無呼吸に陥ってしまっている場合には、子どもが良質な睡眠を取れていない危険性があるためです。

発育に不可欠な成長ホルモンは、良質な睡眠のなかで分泌されます。きちんと眠れていない状態では、いくら長い時間眠っても十分な成長ホルモンが分泌されない危険性があるのです。

いびきの他にも、いつも寝苦しそうにしていたり日中眠そう・虚ろな状態が続いていたりするような場合には、きちんと睡眠が確保されていないかもしれません。注意しましょう。

子どものいびきへの対処法

子どものいびきは、子どもの成長に大きな影響を及ぼすため、不安な場合には専門医の診察を受けることが重要です。大人の場合は睡眠外来に行くところですが、子どものいびきの場合には小児科への相談でも大丈夫でしょう。また耳鼻咽喉科などでもOKです。

アデノイド肥大、扁桃肥大の場合には、手術治療と保存的治療があります。手術治療は全身麻酔で行う負担が大きいものなので、重症なケースといえるでしょう。

保存的治療に際しては、投薬を行います。アレルギー性鼻炎などによる鼻づまりの場合も、投薬による治療となります。花粉症などの場合には、完治することが難しく、「どう付き合っていくか」ということがポイントになってきます。子ども自身にも、この薬にはどんな効果があるのかなどを伝えて、長い治療でも自分で行っていけるよう理解させていくことが大切です。

いびきの原因解明と、速やかな対処が子どもの成長のためには必要だといえそうです。

Photo by Piccadilly Pink

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