睡眠の研究はどう進められてきたのか? その歴史を快眠への道に生かそう

Medical 2015年05月03日(日)

睡眠の研究はどう進められてきたのか? その歴史を快眠への道に生かそう

さまざまな書籍が並ぶ室内

動物にとって不可欠な睡眠。生きる上で大変重要ですが、まだ明らかになっていない領域も少なくありません。
しかし、睡眠に問題を抱える人が増えたことにより、睡眠の科学的な分析が目覚ましい発展を見せています。今回は睡眠研究の歴史を振り返ります。

睡眠研究のはじまりに迫る

現代の科学的な睡眠研究の礎となった研究は、1926年にまで遡ります。この年、睡眠と覚醒のメカニズムを脳の働きから解き明かす調査結果が発表されました。続いて、ネコやイヌの睡眠を研究することで、レム睡眠が発見されます。

1990年代になると、各睡眠段階において脳のどの部分が働いているのかが明らかになっていきます。
睡眠中は、脳も眠っていると思われていましたが、そうではなく、睡眠中は起床時とは違う働きを脳が行っているということが明らかになったのです。

脳と睡眠のメカニズムが解明されてくると、睡眠障害の存在についても明らかにされるようになりました。
このような知見の積み重ねで、現在の睡眠研究が生み出されたのです。

睡眠研究の現在の状況とは? その進歩を知る

現在睡眠の研究は、脳との関係性だけでなく、歯科、耳鼻咽喉科、循環器科、精神内科などのさまざまな専門家からアプローチされ研究が進められています。

これは、近年睡眠が多くの病気とつながっていることがわかってきたためです。具体的に言うと、睡眠不足は病気になるリスクを高めることがわかってきています。精神疾患だけでなく、癌や婦人科系の病気との関連性も議論されているのです。

また、さまざまな疾病が原因で、睡眠障害を引き起こすこともわかっています。

以上のような理由から、医学のプロたちが、睡眠と健康との関係性を追究しているのです。

睡眠の大切さを認める流れも主流になり、睡眠外来など睡眠の専門医も登場しています。現在睡眠障害といわれる、睡眠にまつわる疾病は下記の通り多数存在します。これらの診察で睡眠外来は混雑している状態だといいます。

【睡眠障害の種類】
・睡眠呼吸障害
・概日リズム睡眠障害
・むずむず脚症候群
・周期性四肢運動障害
・睡眠時随伴症(睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症、レム睡眠行動障害 など)

睡眠研究の知見をどう生活に生かしていくか

このように積み上げられてきた睡眠研究。私たちはどう生かしていくとよいのでしょうか?

健康になるために、睡眠をどう生活に位置づけていくかを考えていくとよいでしょう。どのくらいの睡眠時間を確保すると体調がよいのかは、人によって異なります。そこでまずは、睡眠研究から睡眠の重要性を知り自分の意識を高めていくことが重要なのです。

また、睡眠学会などが行っているシンポジウムなどに参加すると最新の研究成果を知ることができます。

例えば、
・寝る子は育つと言われてきたが、無理やり寝させすぎるのは逆効果
・運動量が多ければ睡眠も訪れやすいといわれてきたが、激しすぎる運動は逆効果
などです。

それらの研究成果を自身のライフスタイルに落とし込んでいくことで、睡眠から健康な体をつくる足がかりにしていくことができるのです。

Photo by Sara V.

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