充分な睡眠と朝食で、子どもの学力アップ

Topics 2015年04月20日(月)

充分な睡眠と朝食で、子どもの学力アップ

学校の学習机

「不眠不休で作業した」とか「完徹して仕事を仕上げた」など、眠らないで仕事をすることを美徳であると日本人は考える傾向があるようです。勤勉さと、誠実さと、眠らないこととがイコールとしてとらえられているようです。

“眠らないで頑張ると良い結果が得られる”は、間違い

子供たちの世界でも、眠らないことは素晴らしい心がけだととらえられているようです。「四当五落」とは、4時間しか眠らないで勉強をすると、受験に合格するけれど、5時間も眠っているようでは、受験には落ちてしまうという意味の日本の言葉です。受験生の4割近くの子供たちは、平均睡眠時間が5~6時間だというデータもあります。とかく眠らないで頑張ると、良い結果を得られると日本人は考えているようです。しかし、これは残念ながら間違いです。

子どもは午後9時には就寝

脳が発育段階にある子供たちは、大人よりも長い睡眠時間を必要とします。小学校の始業時刻は地域によってまちまちですが、遅くとも午前8時前後には生徒たちは登校します。すると、午前6時か遅くとも午前7時には、子供たちは起床しているでしょう。7~12歳では、10~11時間は睡眠をとることが理想です。起床時刻から逆算すると、遅くとも前日の午後9時には就寝していなければなりません。

就寝時間と朝食は、学力に影響を与える

山口県山陽小野田市の「生活改善・学力向上プロジェクト」にて、生活改善指導の前と、後とに分けて、子供たち(小学2年生以上)の成績と知能指数を比較したところ、早めに就寝する児童と、朝食を毎朝食べる児童は、成績(国語と算数)が良く、知能指数(IQ)が高いのに比べて、夜遅くに就寝する児童と、朝食を抜く児童は成績が悪く、知能指数が低いという調査結果が示されました。

調査結果によると、午後8~9時に就寝する児童の知能指数は105を超えているのに比べ、午後9から10時に就寝する児童の知能指数は103、午後10時~11時の児童は101でした。午後12時を過ぎてから就寝する児童の知能指数は94と、他に比べ非常に低い数値となりました。また、朝食を毎朝食べる児童の知能指数は103、ときどき食べない児童では98、毎朝、食べない児童では90でした。学力向上のためには、睡眠と朝食が大切だということを、この調査結果は示唆しています。

睡眠と朝食がパフォーマンス向上の秘訣

大人も睡眠は大切です。睡眠時間を削ることはマイナスの結果しか招きません。ささいなミスなら、許されるでしょうが、ときには交通事故や機械類の運転ミスや、仕事での大失敗などを招いてしまうかもしれません。大人も、子どもと同様に、朝食が大切です。朝食を食べると体内時計が朝型にリセットされるので、午前中から脳と身体が覚醒して、その日のパフォーマンス能力を高めるのです。

より良い勉強のために、より良い仕事のために、何よりも、より良い人生のために、充分な睡眠時間と、朝食をとることを心がけましょう。

参考書籍
『朝昼夕3つのことを心がければOK!あなたの人生を変える睡眠の法則』
作業療法士/菅原洋平著 自由国民社
『太陽を浴びると健康になる』 明石真 山口大学時間学研究所教授 飛鳥新社

【提供:武田薬品工業株式会社

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