体内時計の乱れが、生理の乱れを引き起こす!?

Topics 2015年04月15日(水)

体内時計の乱れが、生理の乱れを引き起こす!?

生理痛で苦しそうな女性

睡眠の乱れは、ホルモンの乱れに繋がります。

シフトワーカーには、生理不順が多い?

夜勤の多い職場に勤務する女性には性周期(生理)の乱れが頻発することは昔から報告されていました。体内時計の乱れによる性周期の乱れが起きているのです。その代表的な例として、夜勤する女性の看護師には生理不順が多くみられることが知られていました。

生理不順は生理痛の原因となるばかりではなく、妊娠の成功率を下げることにもつながります。睡眠が乱れると、排卵ホルモンや妊娠維持ホルモンの分泌量の低下が起こります。体内時計の乱れが、こうした性周期の乱れに影響していると考えられます。

シフト勤務の女性は、流産のリスクが29パーセント高い

英サザンプトン大学のリンデン・ストッカー医師はこれまであまり知られてこなかった、シフト勤務と不妊との因果関係を調べました。1969年~2013年1月までの119,345人の女性のデータを分析した結果、シフト勤務の女性は定時で働く女性に比べて生理不順の割合が33パーセント高いという結論に至りました。

また常に夜勤する女性は、流産のリスクが29パーセント高くなることも分かりました。シフト勤務者が陥りがちな寝不足と概日リズムの乱れは、知らず知らずのうちに女性の生殖機能を蝕んでいる可能性は否定できないと指摘されています。

夜勤明けの睡眠は、暗い部屋で

日常の生理不順を起こさないためにも、体内時計を整えた、良質な睡眠は大切だといえるでしょう。どうしても夜勤をしなければならない人は、夜勤明けの昼間に熟睡するために、寝室の光環境に配慮すると良いでしょう。

睡眠を司るホルモンであるメラトニンは、目が暗さを感じると、脳の松果体から盛んに分泌されます。明るい寝室では、熟睡感を得られないのはメラトニンの分泌量が不足しているからかもしれないのです。ですから夜勤明けの睡眠をとる際には、寝室を暗くする工夫が必要です。遮光カーテンなどを利用して、寝室は暗く保つのがコツです。

起きたら外の光を浴びる

起きる時刻が昼過ぎだとしても、外光を浴びるようにしましょう。1万ルクスを超える外光は、睡眠を促すメラトニンを消失させて、すっきりと目覚めることができるようになります。ある程度の明るさがあれば、活動できるからといって、室内灯に頼ると、すっきりと目覚めることができなくなります。

室内灯はどんなに明るくても、500ルクス程度しかありません。夜勤明けの睡眠では、音に対する配慮も必要です。窓やドアを締め切っていたとしても、雑音が聞こえるような環境では、眠りを妨げられる可能性があります。耳栓などを利用して、日中の雑音を遮断すると良いでしょう。

生理不順に限らず、あらゆる健康を保つためには、睡眠の質を高めることが大切です。
「疲れたから眠るだけ」と軽く考えずに、明日の活力を養うためにも、良い睡眠をとるように心がけましょう。

参考文献
『体内時計のふしぎ』 明石真 山口大学時間学研究所教授 光文社
『太陽を浴びると健康になる』 明石真 山口大学時間学研究所教授 飛鳥新社
参考サイト
IRORIO
参考インタビュー
山口大学時間学研究所教授 明石真先生

【提供:武田薬品工業株式会社

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