冷えを和らげ良い睡眠を促す、暖房の使い方とは

Topics 2015年04月13日(月)

冷えを和らげ良い睡眠を促す、暖房の使い方とは

あたたかそうなベッドルーム

体の中心部の体温と睡眠は深く関わっています。深い眠りにつくために、暖房の使い方にもひと工夫必要です。

睡眠と深く関わる、「深部体温リズム」とは

私たちの体は、深部(体の中心部)体温と表面の皮膚体温があり、温度に違いがあります。日本人の深部体温の平均は36.9度です。皮膚温度はこれより低く、手や足の温度はさらに低くなります。深部体温は就寝する少し前から下がっていき、それと同時に強い眠気を感じます。就寝後も深部体温は下がり続け、眠りを深くします。そして目覚める頃に体温を上昇させて、起床を促し、日中の活動に備えるのです。これが深部体温リズムです。

1度程度の体温低下が、良い眠りの秘訣

体温を下げて眠りを深くするのには理由があります。まず日中には糖類などを燃焼させて、エネルギーを作り出し身体を活動させますが、睡眠中も活動期のようにエネルギーを作り続けるのは、肉体を休息させるのには不都合です。

次に、脳をクールダウンさせるのにも、体温は関係しています。起きている間に、活発に活動している脳は温度が高い状態にあります。脳を効率よく休息させるためには、体温を下げて、脳の温度も下げる必要があるのです。 眠りに入る1時間くらい前から体温は下がりはじめ、睡眠に入るとさらに下がります。わずか1度程度の体温の低下が、良い眠りには必要だと言われています。

手足から熱を放出して、深部体温を下げる

深部体温を効率よく下げるために、私たちの身体は、手足から熱を放出します。赤ちゃんが眠るときに手足がポカポカと温かくなるのは、深部体温を下げるためです。同じことが大人の私たちの身体でも起きています。手足をラジエーターのようにして身体の熱を放出し、深部体温を下げるのです。

冬の暖房は、深い睡眠を妨げる!

冬の暖房は、部屋が暖かく、眠りに就きやすいと感じるでしょうが、深い睡眠に必要な深部体温が下がるのを妨げます。夏の冷房も同様に睡眠には悪影響があります。起きる時刻になっても身体が冷やされ続けると、起床や日中の活動に備えるための深部体温が上がるのを妨げます。暖房は入眠したら温度が下がるように、冷房は起きる時刻より前には温度が上がるように設定しましょう。

冷え性の人には、湯たんぽがおすすめ

冷え性の人は手足が冷たくなって、効率よく熱を放出できず、入眠困難や中途覚醒などの睡眠障害に陥りやすいといわれています。眠りが浅くなるのも冷え性の人の悩みです。冷え性の人は、手足ではなく、身体の中心を温めて、いったん深部体温を上げると寝つきやすくなります。温まった血液が全身をめぐって、やがて手足から放熱されて。結果的には深部体温を下げるようになるからです。その過程で手足も温かくなります。

暖房や、電気毛布を利用すると、入眠した後の深部体温が下がらないために眠りが浅くなることはお話した通りです。湯たんぽは、使い始めは温かく、時間が経過するとお湯の温度が下がります。深部体温リズムと同調した温度変化をするため、睡眠を妨げません。

昔の人の知恵を、現代にも応用したいものです。

参考書籍
『太陽を浴びると健康になる』 明石真 山口大学時間学研究所教授 飛鳥新社
『誰でもスグできる睡眠障害で眠れない夜の不安をみるみる解消する200%の基本ワザ』
東京医科大学教授医学博士/井上雄一著 日東書院

【提供:武田薬品工業株式会社

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