眠っていてもメラトニン分泌が抑制!?子どもの睡眠を守る方法とは

Topics 2015年04月03日(金)

眠っていてもメラトニン分泌が抑制!?子どもの睡眠を守る方法とは

明るい部屋で眠る赤ちゃん

大人は夜更かしするけれど、子どもは早く寝かしつけている。だから睡眠障害にはならないし、睡眠障害が引き金となる糖尿病や高血圧やガンになるリスクも低いだろうと考えていませんか。カギを握るのは光です。光とメラトニンの関係です。

わずか300ルクスの光で、メラトニンの分泌が抑制

夜の暗さを感じると、脳の松果体から睡眠を司るホルモンであるメラトニンが分泌されるのですが、最近までメラトニンの分泌に影響を与えるには、2500ルクス以上の強い光が必要といわれてきました。

ところが、最新の研究では300ルクス程度の光でも長時間浴び続けると、メラトニンの分泌が抑制されることがわかってきました。300ルクス程度の光でも120分浴びれば、メラトニンの分泌は抑制されます。また390ルクスだと、30分浴びればメラトニンの分泌は抑制されてしまいます。

成長ホルモンの分泌を止めてしまう恐れも

一般的なリビングルームの照明は400~500ルクス程度です。つまり、大人が夜更かしで活動している部屋で、赤ん坊や子どもを寝かしつけてしまうと、子どもは目を閉じていてもメラトニンを抑制されてしまう光にさらされ続けることになります。

眠っているようにみえても、熟睡はできず、浅い眠りしかとれません。熟睡ができないということは、睡眠中に分泌される成長ホルモンを止めてしまうことにもつながります。

子どもの目は感受性が高い

理想的には、子どもの寝室は別室にして、真っ暗な環境で眠りにつかせることです。それでも注意したいことがあります。子どもの目は、光への感受性が高いのです。子どもの頃に、太陽がまぶしく感じられたり、裸電球の光がまぶしく感じられたりした経験はないでしょうか。

子どもの目の水晶体は透明度が高く、加齢とともに活性酸素や紫外線などの影響を受けて、目は濁っていきます。高齢化して目の濁りが進むと、白内障になることもあります。子どものうちは目が澄んでいて、歳をとるほどに目は濁っていくわけです。

子どもは、就寝する1時間前から暖色系の暗い明かり

よって、大人にとっては暗い光でも、子どもにとっては、メラトニンを抑制してしまうのに充分だというケースが考えられます。子ども部屋のドアやふすまを開けたときに、室外からの強い照明が差し込むことで、睡眠を司るホルモンであるメラトニンを、子どもの体内から急激に消失させてしまう危険は充分にあり得るのです。

睡眠に入る前と就寝中の子どもには、強い光が当たらないようにして、深い睡眠をとらせることは大切です。可能であれば、子どもは、就寝する1時間前から暖色系の暗い明かりのもとで過ごさせて、それから就寝させた方が、熟睡度が増すでしょう。

大人と子どもの目の光への感受性は異なるということを覚えておきましょう。

参考文献
『体内時計のふしぎ』 明石真 山口大学時間学研究所教授 光文社
参考インタビュー
山口大学時間学研究所教授 明石真先生

【提供:武田薬品工業株式会社

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