「睡眠慣性」ってなに? 引きずる眠気のメカニズムに迫る!

Medical 2015年03月30日(月)

「睡眠慣性」ってなに? 引きずる眠気のメカニズムに迫る!

起床後も眠気が抜けない女性

毎朝スッキリ目覚めて、気持ちよく会社や学校へ行きたい! そう思っている方はたくさんいると思いますが、現実はなかなかそうもいかないものですよね。でも、朝起きて頭がボーっとした状態が続くのはおかしいことではないようですよ。

起きても続く眠気

目覚ましが鳴って、眠い目をこすって何とか起き上がり、朝ごはんを食べる――でも、頭はいつまでもボーっとした状態のまま、なんてことがありますよね。これは英語で「sleep inertia」、日本語に訳すと「睡眠慣性」と呼ばれるものだそうです。

この睡眠慣性が強いと、「昨晩はあまり熟睡できなかったのかな」とつい考えがちですが、決してそういうわけではないようですよ。むしろ、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害を抱えている人は熟睡していないことがあるため、睡眠慣性が弱いこともあるのだとか。みなさんは睡眠慣性強めですか? 弱めですか?

睡眠慣性のメカニズムとは?

睡眠慣性の強弱は、覚醒直前の睡眠の深さに関係すると考えられています。つまり、深い眠りのときに起こされると睡眠慣性は強く、いつまでも頭がボーッとした状態が続き、浅い眠りのときであれば比較的、眠気を引きずらずに爽やかに起きられる、というわけです。

ちなみに、私たちは就寝1~3時間後に最も深い眠りにつくことが多いので、この時間帯に強制的に起こされると非常に強い睡眠慣性に襲われると言われています。

これを知っておくだけでも何かの役に立つかもしれませんよね。スッキリ目覚めたいときは、この時間帯の起床は避けるようにしたいものです。

脳は半分寝ている!

この睡眠慣性、ただ眠気を引きずっているだけと侮らないほうがよいようです。というのは、まだ脳が半分眠っている状態なので注意力が散漫だからです。

一般の方ではなかなか無いとは思いますが、タクシーやトラックの運転手さんやとび職の方などは、休憩中に仮眠をすることもあるかと思います。この状態で急に運転をする、高い所に上るなどの危険な作業をするのはやめたほうがよさそうです。

「寝起きはまだ脳が半分寝ている状態だから事故のリスクが高まる」ということを忘れないようにしたいですね。自分のためにも、愛する家族のためにも!

Photo by Send me adrift.

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