あなたの睡眠不足は片頭痛から? 頭痛が引き起こす脳過敏症候群の実態

Medical 2015年03月18日(水)

あなたの睡眠不足は片頭痛から? 頭痛が引き起こす脳過敏症候群の実態

頭痛で苦しむ女性

あなたは頭痛持ちですか? 学校や仕事はそう簡単に休めないので、当面は鎮痛剤を飲んでしのぐという人も多いかもしれません。そんなあなたが不眠に悩んでいるとしたら、こんなことに思い当たる節はありませんか?

脳にもツケがたまってくる!?

日本人に840万人いるとされる片頭痛患者。あまりにもありふれた病気に思えるだけに、よほどの状態にならない限り市販の鎮痛剤を飲んでその場をしのいだり、たかが頭痛と我慢している人も多いかもしれません。

でも、そんな日々を送っているとどんなことになるのでしょうか? 片頭痛自体は脳の興奮によって脳内の血管が広がり、血管の周囲にある三叉神経を刺激することで生じます。ですから片頭痛が起きること自体、「今、私の脳は興奮しています!」との信号を発しているわけです。

そこにきて鎮痛剤を使って痛みを抑えたり我慢し続けたりしていると、脳の興奮状態がどんどん蓄積してさらに深刻な状態になるそうです。

睡眠不足の原因はもしかしたら……脳過敏症候群?

頭痛治療の第一人者で東京女子医大脳神経外科客員教授の清水俊彦氏によると、「(脳の)興奮状態を放置したままにしておくと、脳はちょっとした刺激でも興奮しやすくなり些細なことで頭の痛みを感じるようになります」とのこと。さらに脳の興奮状態が鎮まらないまま慢性化すると、脳過敏症候群に移行していくそうです。

また、この病気になると、頭の中で雑音が鳴り響くような耳鳴り頭鳴(ずめい)や立っていられないようなめまい、頭重(ずおも)感、不眠といった深刻な症状が表れるそうで、物忘れが激しくなったり、イライラして攻撃的になったり、奇行を繰り返すといったことさえあるそうです。

こうなってしまっては、たかが頭痛などと言っていられなくなりますよね。

たまったツケは必ず払わされる! 早めの対策を

では、すでに「そうかも……」と思う人はどうすればいいのでしょうか?

清水氏によると「脳過敏症候群まで進んでしまった人は、抗てんかん薬や抗うつ剤などを使って脳の興奮状態を鎮める治療を行います。しかし、数十年かけてこびりついた脳の興奮状態を元に戻すには……長期にわたる根気強い治療が必要」とのことです。

年と共に動脈硬化の影響で頭痛は感じにくくなるそうなので、頭痛はひどくないけど相変わらず不眠などに悩んでいるという方は早めにお医者さんに相談しましょう。

Photo by Mateus Lunardi Dutra

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