睡眠用BGMは脳波で選ぶ時代に?!

Lifestyle 2015年03月17日(火)

睡眠用BGMは脳波で選ぶ時代に?!

音楽を聴きながら眠る女性

みなさんは眠るときに聞く音楽、どうやって選んでいますか? 最近では、スマートフォンアプリで、心地良い音楽を聞きながら眠ることができるものも出ていますよね。そんな中、さらに進化している睡眠BGMの最新事情をご紹介します。

進化する睡眠BGM

心地良い眠りのための音楽や自然音などの開発や研究の取り組みは、すでに多くの場所で行われています。例えば、先日ネムジムでも紹介したように、脳波にアプローチして、心身の興奮や緊張を和らげて心地良い眠りに誘うリラクゼーション音楽などが出てきています。

このように、睡眠前の脳の状態を作り出すことを意識して開発されている睡眠BGMへの取り組みは、さらに進化しています。例えば、音楽をなりたい状態の脳波から選べる音楽アプリや、音楽を不眠症患者の脳波で作って聴かせる治療法などがあります。

音楽はなりたい脳波で選ぶ時代に

「感性選曲 Pre-Release」と呼ばれるβ版アプリは、脳波センサーを接続しながらスマートフォンの中にある音楽を再生すると、その音楽を聴いているときの自分の脳波データが保存されるもの。扱われる脳波はα波とβ波で、楽曲を聴くごとに「脳内音楽地図」の形でデータが蓄積されていきます。

データが蓄積されていくごとに、今の自分の脳波の状態によって、自動的にふさわしい適切な選曲がなされたり、なりたい脳波になれる楽曲を自分で選んだりすることができます。睡眠についていえば、リラックスした安静・癒しの状態である「α波」の値の高かった楽曲を意図的に選ぶことで、より確実性の高い睡眠導入効果が得られるというわけです。

自分の脳波で作られた音楽が治療薬に

WIREDの2002年の記事では、脳波を音楽に変えた「脳波音楽」を不眠症患者に聴かせることで症状を改善するカナダのトロント大学の研究について書かれています。

脳波音楽は、コンピューター処理で脳波記録を音楽に変化したものなので、美しい音色とは限らないのだそう。ときには、不協和音のような音になることもあるようですが、睡眠時には非常に効果があるのだそうです。

実験結果でも、ぐっすり眠ることができ、夜中に目を覚ます回数も大幅に減ることが報告されています。不眠症薬などへの依存を防ぐ意味でも、この脳波音楽は有望だといわれています。

これからは、睡眠に最適な脳波を誘導する音楽を、個々人が意図的に選んでいくことで、熟睡状態を手に入れる時代になるのかもしれませんね。

Photo by Dick Vos

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