睡眠不足が脳に与える影響って?

Medical 2015年03月02日(月)

睡眠不足が脳に与える影響って?

睡眠不足で頭を抱える女性

私たちは体内で起こっている変化を、目で見て確認することはできません。そこで今回は、睡眠が脳にどのような影響を与えているのか、海外の研究結果から見ていきたいと思います。

睡眠不足が悪影響をもたらす

神経特異エノラーゼ(NSE)とS100カルシウム結合タンパク質B(S100B)――なんとも難しい名称ですが、これらは血液に含まれる物質で、脳損傷などで脳がダメージを受けた際に増加するものと考えられています。

この物質が睡眠不足の際も同様に増加するというデータが実験で判明したそうです。その実験は健康な人達を「8時間睡眠をとるグループ」と「徹夜をするグループ」の2つにわけ、その後、血液を採取して調べるというもの。

結果、眠らなかったグループの血液には、この物質が増加していたことから、睡眠不足でも脳はダメージを受けると考えられています。

脳に睡眠は不可欠

日本では「俺、3時間しか寝てなくて」とか「昨日も徹夜で仕事してた」などと、なぜか短い睡眠時間を自慢する傾向があるように思います。これは睡眠不足を深刻なものととらえている人は少ないことの表れなのかもしれません。

しかし、ある神経科学者は「十分な睡眠は脳の健康に不可欠で、睡眠が不足すると神経変性を促進する可能性があるらしい」と唱えています。前述のように脳損傷などで脳がダメージを受けたときに増加する物質が睡眠不足でも現れることから、決して無関係ではないでしょう。

これからは「8時間も眠れた」「朝まで一回も起きなかった」と、熟睡を自慢できる文化に変わっていくとよいですね!

快眠で脳を守ろう!

アメリカの科学誌に、脳細胞にたまった老廃物に含まれるアミロイドβというタンパク質は睡眠中に脳から多く排出されるという論文が掲載されました。この物質が脳に蓄積すると、アルツハイマー病の発症につながる可能性があるそうです。

別のアプローチでも、やはり睡眠が脳を助けるということが証明されているということですよね。さぁ、睡眠不足気味の人は脳を守るために、今日からしっかり睡眠をとるようにしましょう!

Photo by Send me adrift.

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