睡眠には脳内の「オレキシン」という物質が深く関わっていた?

Topics 2015年01月22日(木)

睡眠には脳内の「オレキシン」という物質が深く関わっていた?

脳と睡眠の関係

私たちが眠っている間、脳はどのように動いているのでしょうか。脳と睡眠の関係は、なかなか見ることができないので興味深いテーマのひとつかと思います。今回は、その関係についてご紹介します。

脳と睡眠の関係

脳と睡眠--この2つには深い関係があると言われています。たとえば、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなどの睡眠障害、うつ病などの精神疾患、認知症などの脳の病気は、睡眠との関わりが深いそうです。具体的にどのようなことなのか一緒に見ていきましょう。

脳内には「オレキシン」という物質があります。これは、依然は食欲を増進する物質だと考えられていましたが、突然、強烈な眠気に襲われるナルコレプシーとも関係があるということが判明しました。

オレキシンをつくる遺伝子を破壊したマウスを使った実験で、突然眠り込む睡眠発作を繰り返しているところが観察できたそうで、このことからナルコレプシーとの関係が突き止められました。

マウスを使った実験

他にも興味深い実験があります。マウスを2つのグループに分けて、1つは睡眠を妨害し、ずっと起きている状態にします。もう1つは飼育用の箱をときどき替えて、マウスが自発的に起きている状態にします。

これは環境変化が起きると周囲をチェックするというマウスの修正を利用しているそうです。しばらく経ってから、両方のグループを眠らせました(妨害などをストップ)。すると、早く眠りについたのは睡眠を妨害されたグループで、後者の自発的に起きていたグループはなかなか眠りにつけなかったそうです。

オレキシンの働きを模倣した薬の開発も

この実験から「眠気」と「睡眠を必要とする量」はそれぞれ独立して制御されているということが判明しました。

つまり、この2つに関連性はなく、別々にコントロールされているということがわかったそうです。

2つめのグループのマウスは脳内で何かしらの効果が働いたため、起きている必要がなくなっても眠りにつけなかったと考えられています。このように、脳と眠りの間にはとても深い関係があるのです。

冒頭で紹介したナルコレプシーと関係があると言われている脳内物質「オレキシン」の働きを模倣した薬の開発が現在進められているそうです。さらなる睡眠の謎の解明が進むことを期待したいですね。

photo by Moyan Brenn

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