首のシワを作らない枕選びのポイントとは?

Health & Beauty 2015年01月16日(金)

首のシワを作らない枕選びのポイントとは?

快眠を誘う枕とベッド環境

美しさは女性にとって永遠のテーマ。実は良質な眠りも美容のためには欠かせないことをご存知ですか?美容のために、どんな睡眠をとるのがベストで、それを実現するために注意することは何か・・・・・・快眠セラピストの三橋美穂さんに伺いました。

三橋 美穂 氏

Q 肌に良い睡眠をとるためにはどんな枕、布団で眠ったらいいのでしょうか?

A まず枕と布団は良い睡眠をとるためにとても大切なアイテムです。たとえば自分に合わない高すぎる枕を使っていると、肩や首が凝って眠りが浅くなり、首にシワができてしまいます。

逆に低すぎる枕は、頭に血がのぼってしまい、顔がむくんだり、眠りが浅くなったりします。せっかく美容のためにいい眠りをとろうとがんばっても、自分に合う枕を使わなければ、逆効果になってしまうこともあります。

そこで大切な枕と布団選びのポイントをご紹介しましょう。それは「起きている状態と同じ姿勢を作る枕と布団」を選ぶことです。私たちの身体は立っているときに緩やかなS字カーブを描いていますが、それを寝ているときもキープできるように身体を支えてくれる枕と布団を選びましょう。

最近は外国製の枕や布団が人気ですが、日本人は欧米人に比べて首が短めで、後頭部が張っておらずカーブが少ないため、実際は高すぎる枕を使っている方が多いようです。

Q どうやって自分に合う枕と布団を選べばいいでしょうか?

A 百貨店や専門店の寝具売り場で実際に枕と布団を試してみることです。枕に頭を乗せて、上向き、横向きと頭の位置を変えて寝心地を試してください。

選ぶポイントは、枕を使っている違和感がないもので、枕の中心が低めで、両サイドが少し高くなっているものが、横向きに寝たときに肩の高さが高くなっても、違和感がなく寝返りが打てます。

布団についても、実際に横になって枕との相性がいいものを探してください。もっとも一般的で扱いやすいのは羽毛布団です。羽毛は軽くて暖かく、適度な吸湿性があるので汗をかいても布団がムレにくいことが特徴です。

最近は低反発や高反発など、いろいろな種類、材質の寝具があり、悩んでしまいますが、売り場には寝具に詳しいアドバイザーもいますので、相談してみてください。

Q 布団カバーやパジャマはついつい色や柄、デザインで選んでしまいますが、これってやはりNGでしょうか?

A できればデザイン性よりも心地良さで選んでください(笑)。せっかく軽くて暖かい布団を選んでも、カバーが重くて肌触りが悪いものを選んでは、布団の良さを感じられません。

お勧めする布団カバーは、重さがシングルサイズで700グラム以下のもの、細い糸で平織りの表面が滑らかなもの、ガーゼ素材のものなどが肌に優しく滑らかです。

パジャマは綿、ガーゼ、フライス、裏起毛など、吸湿性が良く、寝返りを打つときの摩擦が少ないものを選びましょう。サイズも身体を締め付ける小さめのものより、ゆったりサイズで身体を包み込み、寝ている間に身体を動かしても窮屈に感じないものがいいですね。

Q 夏は涼しく、冬は暖かくして眠りたいのですが、どんな工夫をすればいいですか?

A 深い眠りのためには深部体温を下げることが大切です。そのためには眠る前に身体の表面の血管を拡張して、熱を放散させる必要があります。

暑すぎたり、寒すぎたりすると、これがうまくいかずに深部体温が下がらず、深い眠りに入れません。暑さで寝苦しい夏は、高めの温度設定にしてクーラーを使うのがいいでしょう。

途中で冷房を切ってしまうと暑くなって、深部体温が上がり、眠りが浅くなってしまいます。立体的なメッシュ構造の敷きパッドを使って通気性を良くしたり、抱き枕を使うと、熱がこもりやすい脇の下や背中が涼しくなります。

冬は適度に暖かい部屋で眠り、湯たんぽや布団乾燥機などの温風で布団を暖めておくと、布団に入ったときに血管が拡張して心地良い眠気が訪れ、気持ちよく眠れます。布団が暖かすぎると、逆に深部体温が下がらず、浅い眠りになってしまいますので注意しましょう。

Q 寝る前の入浴やストレッチはどんなスケジュールで行えばいいですか?

A 入浴は布団に入る30分~2時間前に済ませて、体温が高すぎたり、汗が引かない状態で眠らないように余裕を持ちましょう。軽いストレッチであれば、眠る前に行い、眠くなったら布団に入るようにします。

Q 寝る前にお腹が空いたらどうしたらいいですか?

A 夜食はボディクロックの乱れを起こす原因なので、できれば食べないようにしたいのですが、「お腹が空いて眠れない!」という状態でしたら、少量でお腹が膨れて満足するお粥、バナナ、ホットミルクなどを試してください。寝る前のお酒は、深い睡眠の妨げになるばかりですからやめましょう。

Q どうしても眠れないときはどうすればいいでしょうか?

A 眠れない状態を我慢して寝床にいると、悪いイメージが定着してしまうので、どうしても眠れないときは、寝床を離れてください。眠る前にテレビ、パソコン、スマホなどの画面を見ると、光の刺激で脳が興奮し、深い眠りに就けなくなってしまうので注意が必要です。

部屋はやや暗めにして、眠気を誘うアロマや音楽を楽しみながら、軽くストレッチをすると、自然に眠気が出てくるはずです。寝床はあなたにとって一番幸せな場所、安心して眠れる場所というイメージを保つことが大切です。

三橋 美穂 氏
有限会社スリーピース 代表
ボディクロック研究会 研究会員
快眠セラピスト/睡眠環境プランナー
三橋 美穂 氏

愛知県岡崎市出身。心の環境、体の環境、睡眠の環境を整えることが快眠の3つの柱と考え、睡眠とストレス、食事、色彩、体操、呼吸法、寝具などとの関わりについて研究。講演や執筆、個人相談を通して、眠りの大切さや快眠の工夫、寝具の選び方などを提案している。睡眠を多角的にとらえた実践的なアドバイスと、手軽にできる数多くの快眠メソッドが、テレビや雑誌等で支持を集め、睡眠のスペシャリストとして多方面で活躍中。

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photo by Rev Stan

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