いびき、手足のむずむず、歯ぎしりは要注意

Topics 2014年11月28日(金)

いびき、手足のむずむず、歯ぎしりは要注意

寝ているカップル

睡眠中の異常は、様々な病気のサインです。厚生労働省が定めた「健康づくりのための睡眠指針2014」第11条では、睡眠に関する病気について警鐘を鳴らしています。思い当たる症状はありませんか?

第11 条.いつもと違う睡眠には、要注意。

睡眠中の激しいいびき・呼吸停止、手足のぴくつき・むずむず感や歯ぎしりは要注意

眠っても日中の眠気や居眠りで困っている場合は専門家に相談

いびきは睡眠時無呼吸症候群のサイン

睡眠中の異常は、深刻な病気のサインとなります。第11条では、「睡眠中の激しいいびきは、喉のところで呼吸中の空気の流れが悪くなっていることを示すサインであり、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠中の呼吸に関連した病気の可能性があり注意が必要」であると説明されています。

睡眠時無呼吸症候群は、多くの場合睡眠中のいびきによって発見されます。睡眠時無呼吸症候群を「たかが、いびきくらい」と放置しておくと、高血圧や脳卒中などの命に関わる事態にまで進んでしまうかもしれません。早期に適切な治療を受けることが重要です。

足のむずむず感や睡眠中の手足のぴくつきは、病気の可能性アリ

第11条の説明文はさらに以下のように続きます。

「就寝時の足のむずむず感や熱感はレストレスレッグス症候群、睡眠中の手足のぴくつきは周期性四肢運動障害の可能性があります。これらの病気があると、一定時間眠っても休息感が得られず、日中に異常な眠気をもたらすことがあります。さらに、睡眠中の歯ぎしりがある人は顎関節の異常や頭痛を持つことが多いことが示されています。いずれも医師や歯科医師に早めに相談することが大切です。」

レストレスレッグス症候群や、周期性四肢運動障害があると熟睡できないため、不眠症による様々な病気を発症してしまう可能性があります。ガンや糖尿病、高血圧、脳梗塞、高脂血症などがその代表ですが、熟睡感が得られないことで日中の眠気も誘発してしまいます。

うつ病の特徴的な不眠

また、第11条によると「うつ病の多くでは、寝つきが悪く、早朝に目が覚めたり、熟睡感がないなどの特徴的な不眠を示す」とのことです。

うつ病は、不眠症から始まるとも言われているほど、睡眠と密接な関係にあります。「たかが、眠れないくらい」と軽く考えないで、専門医への早めの相談が、うつ病を発症させたり、悪化させたりするのを未然に防ぐことにつながります。

また、睡眠時間が確保されていても日中の眠気や居眠りで困っている場合は、ナルコレプシーなどの過眠症の可能性もあります。

睡眠中の異常には、深刻な病気が隠れているかもしれません。いずれの場合も、異常を感じたら専門医に相談し、早期に治療を開始することが重要です。

参考文献
『厚生労働省第3回健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会』
『厚生労働省健康づくりのための睡眠指針2014』

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