睡眠が足りないとインフルエンザにかかりやすくなる!? 免疫力アップのための睡眠法とは

Topics 2014年11月25日(火)

睡眠が足りないとインフルエンザにかかりやすくなる!? 免疫力アップのための睡眠法とは

インフルエンザにかかりやすくなる

風邪をひくととても眠くなったり、普段はなかなか寝付けないのに、風邪をひいた時はよく眠れるなんてことありませんか。また、睡眠をたっぷりととると、風邪の治りが早くなることも体験しているも多いのではないでしょうか。

ウイルスが体内に入ると、ノンレム睡眠が増える

睡眠と免疫機能は密接な関係にあります。免疫とは、辞書によると「生体が疾病、とくに感染症に対して抵抗力を獲得する現象」(広辞苑)とあります。平たく言えば「病気にならない健康な身体を維持するシステム」ということです。

病原菌やウイルスなどが体内に侵入したときや、体内で不都合な物質(がん細胞など)ができたときに、私たちの身体は免疫機能を働かせて、迎え撃つのです。

ウサギにインフルエンザウイルスを投与して感染させると、深い眠りであるノンレム睡眠の割合が増えます。ノンレム睡眠が全身をリラックスさせて、血管を広げ、血液の循環を良くします。ノンレム睡眠によって、自然治癒力を高めていると考えられます。

ノンレム睡眠で免疫機能が活発に

肺の中にインフルエンザウイルスが入り込むと、免疫物質であるインターフェロンを作り出します。インターフェロンそのものが免疫として働き、ウイルスの増殖を抑えます。同時にインターフェロンは脳に作用して、発熱させ、ノンレム睡眠を増やします。

深いノンレム睡眠のときには、成長ホルモンや甲状腺刺激ホルモン、プロラクチンなどの代謝や免疫を高める機能に関連したホルモンが大量に分泌されます。医者にかかることのできない野生動物が病気になったときには、ひたすらジッと動かずに回復を待ちますが、これは深いノンレム睡眠に入って、身体の免疫機能を働かせていると考えられます。

私たちが風邪をひいたときにも、深く眠れる体験をしますが、やはりノンレム睡眠を増やして、免疫機能を活発に働かせているのです。

睡眠時間か削られると、インフルエンザにかかりやすくなる!

では病気ではないときは、どうなのでしょう。

2002年にアメリカで発表された研究があります。インフルエンザワクチンを接種した人たちを2つのグループに分けました。1つのグループには通常の睡眠をとってもらいました。もう1つのグループには、睡眠時間を4時間に制限して眠ってもらいました。これは病原体に対する抗体が体内で作られる量に差が現れるかを調べる研究でした。

充分に睡眠をとった人たちのグループに比べて、睡眠時間を削られた人たちの体内には、インフルエンザに対する抗体が半分の量にも満たないほどしか作られなかったという結果でした。ワクチンを接種されたにも関わらず、インフルエンザに対する抗体が少ないということは、インフルエンザに感染するリスクが高くなるということになります。

このことからインフルエンザに限らず、あらゆる病原菌やウイルスや、体内で作られてしまう不都合な物質(がん細胞など)に対抗するためには、つまり、免疫機能が正常に働くためには、睡眠は大切であるという結論がみえてきます。

私たちが病気にならずに健康に過ごすためには、睡眠は大切なのです。

参考書籍
『睡眠のはなし – 快眠のためのヒント 』
日本大学医学部付属病院精神科教授/内山真著 中央公論新社
『「病気の原因は「眠り」にあった』
宮崎総一郎 滋賀医科大学特任教授 実業之日本社

photo by Maria

【提供:武田薬品工業株式会社

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