仕事中の急な眠気への救世主オレキシンとは?

Work 2014年10月29日(水)

仕事中の急な眠気への救世主オレキシンとは?

スーツ姿で寝ている男性

急な眠気が襲ってきたら、ナルコレプシーという睡眠障害が疑われますが、最近では、オレキシンという脳内たんぱくによって改善することが分かっています。ナルコレプシーは、学業や仕事の妨げになるといわれているので、まさにオレキシンは救世主といえそうです。

急な眠気のくるナルコレプシーとは?

ナルコレプシーとは、夜、十分な睡眠をとっていても昼間に突然眠気に襲われて、居眠りをしてしまうという病気です。脳の中の睡眠を調節する機構がうまく働かない状態にあります。

ナルコレプシーの原因は、目を覚まし続ける役割を持つ、オレキシン (ヒポクレチン)と呼ばれるたんぱく質を作り出すことができなくなることが原因だといわれています。

症状は突然眠ってしまうだけでなく、笑ったり怒ったりして感情の変化が起きる際に、体の一部に脱力感が起きる情動脱力発作のほか、眠っているときに金縛りにあったような状態になったり、入眠時に幻覚症状があったりするものです。

救世主ともいうべき「オレキシン」

このナルコレプシーは、近年、オレキシンによって改善されることが明らかになっています。実証はマウス実験によって行われました。

オレキシン神経細胞が欠損しているマウスに対して、新たにオレキシン遺伝子を導入することによって、脳内でオレキシンが作れるようにしたのです。

すると、ナルコレプシーの症状が消失し、覚醒状態にも改善がみられたといわれています。つまり、オレキシンンがナルコレプシーを改善することが確認されたのです。

しかし、睡眠に関わりのある物質はすでに他にもあるのではないかと思われる方もいるかもしれません。しかし、オレキシンの効果がなぜそこまで注目されているのかといえば、それは、睡眠をコントロールしている脳の中枢部分である視床下部で作られている物質だからです。

自覚症状がない人も 思い当たる人はお医者さんへ

ナルコレプシーが発症するのは、10代に多いといわれています。しかし、授業中の居眠りなどは、ただ怠けている、やる気がないだけだと思われがちです。

こうしてそのまま社会人になり、日中、重要な会議で眠りこけてしまう、といったことが重なると、仕事する上でも支障をきたす恐れがあります。

実際、このような支障をきたしている、思い当たる節があるという場合には、ひょっとすると思春期の頃から見逃されていたことかもしれませんので、早急にお医者さんに診てもらうようにしましょう。

オレキシンを活用する治療方法は、今後発展していきそうです。

Photo by Billy Wilson

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