体内時計には個人差がある?ズレを直す方法とは。

Medical 2014年10月29日(水)

体内時計には個人差がある?ズレを直す方法とは。

ベッドで目覚める女性

最近、体内時計という言葉が色々なところで聞かれます。体内時計の仕組み、皆さんはご存じですか。

体内時計はリセットする必要がある

人間の体内時計は25時間で1日24時間よりも、1時間長いというのが通説でしたが、じつは、24時間10分だという説もあり、また最近の研究では、24時間にかなり近いという説も出てきています。じつは体内時計には個人差があり、25時間の人もいれば、24時間10分の人もいれば、24時間よりも短い人もいるようです。

仮に24時間10分であったとしても、体内時計をリセットしなければ、就寝時刻は、だんだんと後ろにずれていってしまい、宵っ張りの不眠症で、朝は起きられないという睡眠障害が起こってしまうのが困ったところです。

体内時計のリセットには、朝の光

1日が24時間であること、これは間違いがありません。

24時間きっちりではない、私たちの体内時計をリセットしてくれるのは朝の光です。
朝の光を浴びることで、セロトニンが分泌されるようになり、これが夜になると、睡眠を司るホルモンであるメラトニンに変化して、自然な睡眠に誘ってくれるわけです。

これは眼球から入った朝の光が、脳の視床下部の視交差上核にまで到達すると、体内時計がリセットされて24時間の生活に適応できるリズムを刻み始めるためです。興味深いことには、全盲の人でも、朝の光を浴びることで体内時計はきちんとリセットされるというのです。

朝の光を感知するセンサーは、眼だけではない?

東京慈恵会医科大学葛飾医療センターの伊藤洋院長(日本睡眠学会理事長)によると、「全盲の人でも、朝の光を浴びることで体内時計は正常にリセットされます。

おそらくは、眼球から網膜に映像を届ける神経が障害を受けていても、それ以外の光の通り道である視床下部に光は届いていて、それが体内時計をリセットするのだろうと考えられています」といいます。

曇りや雨の日でも、朝の光は体内時計をリセットします。
朝の光を浴びることは、想像する以上に、私たちの体内時計を正常化するためには必要なのです。

朝の光を浴びて1日をスタートさせて、夜には自然な眠りにつくという規則正しい生活が不眠症にならないためには必要なのです。

参考取材
伊藤洋先生(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター院長・日本睡眠学会理事長)

Photo by James Theophane

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