何もない宇宙空間 そこなら快適な睡眠がとれる?

Lifestyle 2014年10月17日(金)

何もない宇宙空間 そこなら快適な睡眠がとれる?

宇宙空間とISS

緊張した日々が続くと、ちょっと一息つきたくなるものです。そんなとき、広い海や大地を見ると、なぜかリラックスできますよね。じゃあ、もっと広い宇宙ならいったいどんなことになるんでしょう? なーんにもない所なら、スヤスヤ快眠もできるのでしょうか?

無重力状態で眠ったことのある人?

無重力状態といえば、「ふわふわしていて、楽しそう! 何の妨げもないから、全身リラックスできるのでは?」。そんなふうに思えますよね。

でも、実際に無重力状態を経験したことのある人は、そう多くはないでしょう。それに、そこで眠ったことのある人となると、もっと限られてきます。

そこで、宇宙飛行士の方々のデータを参考に、果たして人は宇宙空間はぐっすり眠れるのか? という点について紹介しましょう。

この調査は、米スペースシャトルと国際宇宙ステーションに滞在した飛行士85人に対して行われ、地上、宇宙ともに、約4000泊分のデータを集め分析したものです。

無重力は快適な睡眠をうながす?

日頃、寝ていても寝た気がしなかったり、首や肩に痛みや違和感があったりして、「なかなか熟睡できない」という人もいるでしょう。

そんな人にとっては、「もしベッドの上が無重力になったら思いっきり手足を伸ばして、痛みや違和感から解放され、よく眠れたりするのでは?」なんて、夢のようなことを思うかもしれませんね。

でも実際のところ先の調査によると、米航空宇宙局(NASA)では、飛行士が8時間半は睡眠時間を確保できるようにスケジュールを組んでいるにもかかわらず、7時間以上眠れたのは、シャトル滞在で12%、宇宙ステーション滞在で24%だったそう。むしろ、かなり睡眠不足になることがわかりました。

無重力は快適な睡眠の敵!?

この結果からわかるように、残念ながら無重力は快適な睡眠を促すどころか、むしろ不眠を促すことになるようです。実際、飛行士の大半が宇宙滞在中に睡眠薬を服用したことがあるそう。

これから、無重力が睡眠をなぜ妨げるのかについての研究も進むことでしょう。でも、すでに、睡眠不足から解放されたい人はたくさんいます。

地に足のついた対策で、はやく多くの人が睡眠不足から解放される時が来るといいですね!

Photo by Gray Lensman QX!

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